【雪見風呂特集】冬の温泉シーズンには、Jeepを走らせて行きたい!日本全国の人気&穴場“雪見風呂”18選
<中部>
里山十帖(新潟)
“原始”のような唯一無二の空間で眺める美しい夕焼けや星空
2014年5月にオープンするやいなや、『旅のプロ30人が選んだ2014年度・日本一の名旅館』の“最高の温泉”部門で第1位を獲得したのが『里山十帖』だ。その評価を決定付けた大きな見どころの湯処“天の川”は、あえて周囲の杉林を伐採し、人工物が見えない環境を作るというまるで“原始”のような空間。そして正面には日本百名山のひとつに数えられる巻機山が鎮座し、湯から眺める夕焼けや星空は息を飲む美しさだ。とりわけ雪が残る春と、秋の初冠雪から初冬にかけての景観はひときわ訪れた者の心を打つ。
▼INFO
里山十帖
新潟県南魚沼市大沢1209-6
TEL:025-783-6777
http://www.satoyama-jujo.com/
Spa Lodge Redwood Inn(レッドウッドイン)(長野)
アメリカ生まれの樹齢1650年! 巨大丸太の露天風呂が神秘的
長野県の北東部にある信州高山村は、標高600〜1,500メートルの間に、8つの異なる個性を持った温泉が点在している。温泉好きにとって理想郷のようなこの村に誕生した『レッドウッドイン』は、アメリカのセコイヤナショナルパークから輸入した樹齢1650年のレッドウッドの木を、1本丸ごと使って造られた贅沢で貴重なスパロッジだ(現在は風倒木でも伐採禁止)。そして同じくレッドウッドの樹木(直径3.2メートル)をくり抜いた丸太の露天風呂は、周囲の絶景も相まって神秘的な雰囲気を醸し出している。
▼INFO
Spa Lodge Redwood Inn(レッドウッドイン)
長野県上高井郡高山村山田牧場3681-347
TEL:026-242-2418
http://redwoodinn.jp/
馬曲温泉(長野県)
東日本随一の雪景色&絶景を堪能することができる“信州の秘湯”
馬曲川沿いの山間部・標高700メートルの高さにあり、三方を1,500メートル前後の山々に囲まれ、“信州の秘湯”と呼ばれる『馬曲(まぐせ)温泉』は1988年から営業を始めたという新たな温泉地。それでも日本経済新聞が選定した「雪景色が素晴らしい温泉」の東日本部門で第1位を獲得したことがあるなど、通の温泉ファンからも支持されている。ここでは木造作り&ヒノキの内湯や露天風呂をぜひ! 西の方角が開けていることから、四季折々の自然と山城・高社山・北アルプスなどが一体となった絶景が見どころだ。
▼INFO
馬曲温泉
長野県下高井郡木島平村大字往郷5567-1
TEL:0269-82-4028
https://maguse-onsen.com/
槍見の湯 槍見館(岐阜)
バリエーション豊かな露天風呂で“奥飛騨屈指の開放感”を堪能
北アルプスの主峰・槍ヶ岳を望むロケーションにある、古民家造りの『槍見舘』。この一軒宿は、清流・蒲田川沿いにあるバリエーション豊かな露天風呂でファンを増やしている。“奥飛騨屈指の開放感”と誇る男女別兼用の混浴露天風呂“まんてんの湯”や趣が異なる4つの貸切露天風呂に加えて、女性専用の露天風呂“岩見の湯”も人気。そして敷地内でさまざまな温泉を満喫したら、旬の食材を生かした郷土懐石をぜひ味いたい。ここは都会の喧騒を離れたやすらぎの時間と体験を求めている人にはうってつけの宿だ。
▼INFO
槍見の湯 槍見館
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂587
TEL:0578-89-2808
https://www.yarimikan.com/
<近畿>
宿 花屋徳兵衛(奈良)
レトロな街並みが人気の洞川温泉街で最古の歴史を持つ老舗旅館
標高約820メートルの高地に広がる洞川(どろがわ)温泉街において、500年以上の歴史を築いてきた最古の旅館である『花屋徳兵衛』は、霊峰大峯山に参詣する行者や多くの観光客に愛されてきた老舗だ。この宿には行者の疲れを長年癒してきた“前鬼の湯”と、半露天が開放的な“後鬼の湯”が1階にあり、3階では貸切風呂“是空の湯”も楽しめる(要事前予約)。昭和レトロな街並みを歩いて疲れた身体を名湯でじっくりと癒したら、料理は地元の旬の素材を生かした四季折々の山の幸・川の幸をとことん味わおう。
▼INFO
宿 花屋徳兵衛
奈良県吉野郡天川村洞川217
TEL:0120-134-878
http://www.tokubei.jp/index.html
<九州>
黒川温泉 山あいの宿 山みず木(熊本県)
渓流沿いにひっそりと佇む一軒宿に充実の露天風呂&内湯がそろう
黒川温泉街の中心部から少し離れた渓流沿いで、静かにお出迎えをする一軒宿『山あいの宿 山みず木』。ここは温泉好きがわざわざ足を運びたくなるような贅沢な湯をそろえている。このスポットのシンボル的な露天風呂といえば、自然と一体となった野趣あふれる“幽谷の湯(男湯)”だ。そして川沿いの小道を抜けた先にある“森の湯(女湯)”では、川のせせらぎに耳を傾ける穏やかな時間を。ひのき風呂と切り石風呂の“ますら男(男湯)”や、大きな窓から自然を鑑賞できる“風人の湯(女湯)”など内湯も充実している。
▼INFO
黒川温泉 山あいの宿 山みず木
熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6392−2
TEL:0967-44-0336
https://yamamizuki.com/
Text:ラスカル(NaNo.works)