【雪見風呂特集】冬の温泉シーズンには、Jeepを走らせて行きたい!日本全国の人気&穴場“雪見風呂”18選
スキーやスノーボード、キャンプといった冬のアクティビティを満喫したら、身体を癒やしに温泉へGO!ロケーション抜群&趣向を凝らした、個性的な“雪見風呂”が楽しめる絶景温泉を日本全国からピックアップ。
冬の雪道や過酷なオフロードでこそ、その走破性を最大限に発揮するのがJeep! その強みを生かして冬のスポーツ・アクティビティのスポットへ出掛けるのはもちろんだが、それらを楽しんで疲れた身体を癒しに行きたいのが温泉だ。そこで今回はロケーションが抜群で、冬は“雪見風呂”が楽しめる温泉の名所を全国各地からピックアップ。北は北海道から南は九州まで、“天と地の湯”“秘境の宿”“信州の秘湯”“奥州三高湯”といった名湯がずらり勢ぞろい。この冬の日帰り&宿泊旅行におすすめの温泉をぜひチェックしてほしい。
※この記事は、2019.12.19に掲載した「【雪見風呂特集13選】冬の温泉シーズンに向けて、Jeepに乗って行きたい“雪見風呂”を日本中からピックアップ!」の内容を再編集し、増補改訂したものです。
<北海道>
登別温泉郷 滝乃家(北海道)
日本有数の温泉郷・登別温泉で楽しみたい“天と地の湯”
9種類の温泉が湧き出す日本有数の温泉郷・登別温泉の中でも、森に覆われたロケーションにひっそり佇むのが『登別温泉郷 滝乃家』だ。世界でも希少とされる源泉・地獄谷からの湯脈は保温効果が高く、“美肌の湯”として知られるこの場所で楽しみたいのは“天と地の湯”。最上階の露天風呂“雲井の湯”は、開放感に満ちあふれた環境で眼前の樹林を眺めつつ、湯面に映る「もうひとつの作品」を堪能する乙な湯だ。そして地階の湯処“地縁の湯”では、風趣な庭の中で端正な樹々を眺めながらじっくり身も心も温まりたい。
▼INFO
登別温泉郷 滝乃家
北海道登別市登別温泉町162
TEL:0143-84-2222
http://www.takinoya.co.jp/
坐忘林(北海道)
手つかずの大自然を眺めながら極上のプライベート空間を堪能!
北海道・西部のニセコは、上質なパウダースノーを楽しめるスキーリゾートが多い地域として有名。さらにそのニセコの中でも、とりわけ手つかずの原生林が残るエリアにひっそりと佇む旅館が『坐忘林(ざぼうりん)』だ。この旅館の大きな魅力のひとつは、檜もしくは巨石をくりぬいた源泉掛け流しの露天風呂。ウィンターシーズンは眼前に広がる木々が雪をまとう風景を眺めながら、誰にも邪魔されないプライベート空間を満喫することができる。やはりニセコでは、アクティビティと露天風呂のセットが通の楽しみ方だ。
▼INFO
坐忘林
北海道虻田郡倶知安町花園76-4
TEL:0136-23-0003
https://zaborin.com/
湯元 凌雲閣(北海道)
北海道で最も高所な温泉宿にあるのは“天空”にせり出す露天風呂
“日本百名山”のひとつとして知られる十勝岳。その麓の十勝岳温泉には3軒の湯宿が存在し、その中で最も高台にそびえるのが『湯元 凌雲閣』だ。同スポットのある標高1,280メートルは道内において最高所! “天空”にせり出すように作られた露天風呂からは、十勝岳連峰や富良野岳の雪山を見渡すことができ、さらに夜は満天の星空や富良野市街の夜景がくつろぎの時間を演出する。Jeepに乗り、車道の終点に建つ秘境へ訪れる……アウトドアを知り尽くした玄人にとっても、冬のアドベンチャーとして刺激的だろう。
▼INFO
十勝岳温泉 湯元 凌雲閣
北海道空知郡上富良野町十勝岳温泉
TEL:0167-39-4111
https://www.ryounkaku.jp/
<東北>
夏瀬温泉 都わすれ(秋田県)
“秘境の宿”の源泉掛け流し露天風呂に浸かり喧騒を忘れる
周囲に民家や旅館もなく、“秘境の宿”と呼ばれる『夏瀬温泉 都わすれ』は、その名の通り都会を離れて楽しみたい隠れ家スポットだ。山の中の秘境でありながら館内の施設は充実しており、和室・和洋室・洋室という3タイプの客室が全部で10室。そしてこの地で古くから人々に愛され、江戸時代の文献にも記録を残しているのが夏瀬温泉だ。抱返り渓谷の景色を眺めながら楽しめる源泉掛け流しの露天風呂が全客室に備えられ、誰にも邪魔されない空間で湯に浸かった瞬間、さまざまなことを忘れさせてくれるだろう。
▼INFO
夏瀬温泉 都わすれ
秋田県仙北市田沢湖卒田字夏瀬84
TEL:0187-44-2220
https://taenoyu.com/miyakowasure/
松川荘(岩手)
露天風呂で味わう雪見酒は過去にタイムスリップしたような趣
青森県、岩手県、秋田県にまたがる広大な十和田八幡平国立公園において、南東はずれの自然豊かなエリアにある『松川荘』。ここには男女混浴の露天風呂に加えて、女性専用の露天風呂(屋根付きor無し)も2種類が用意されており、どちらも源泉掛け流し&さまざまな効能がある白濁湯だ。そして、この露天風呂に訪れたらぜひ楽しみたいのが“雪見酒”! 桶・お銚子・御猪口のセットを500円で購入し、それらを湯船に浮かべてのんびり雪見酒を楽しむその時間は、まるで過去にタイムスリップしたかのような趣がある。
▼INFO
岩手県八幡平市松尾寄木松川温泉
TEL:0195-78-2255
http://matsukawasou.com/
吾妻屋(福島)
開湯から400年以上。“奥州三高湯”に伝わる独特のしきたり
福島市街から磐梯吾妻スカイラインを登った先にある『吾妻屋』は、近代短歌を確立した歌人・斎藤茂吉が愛したことで知られる名宿だ。そしてこの宿にある高湯温泉は2007年には開湯から400年を迎え、山形県の蔵王温泉や白布温泉と並んで、“奥州三高湯”と評されている。高湯温泉には“山翠”と“風楽”と呼ばれる露天風呂が2種類あり、加えてこのスポットならではのしきたりこそが「一切の鳴り物を禁ず」というもの。それゆえに自然の音のみが響き渡る、ここでしか味わえない静寂閑雅な時間を堪能することができるのだ。
▼INFO
福島県福島市町庭坂字高湯33
TEL:024-591-1121
http://www.takayu-azumaya.jp/
温泉山荘 だいこんの花(宮城)
1万坪もの森の中に点在した野趣あふれる4ヵ所の貸切露天風呂
宮城県・蔵王連峰の麓に広がる1万坪の森の中に、18室の離れが点在する開放感たっぷりの環境の『温泉山荘 だいこんの花』。ここでは半露天の大風呂“ぎんやんま”に加えて、その名の通り早朝の澄み切った空気に合う“朝かぜ”、満点の星空と一体になる“星の林”、敷地内で最も奥にひっそり佇む“通り雨”、そして眼下に渓流をのぞむ“雪待ち”という貸切露天風呂が4箇所に用意されている(無料・予約不要。ご利用時間6:00~24:00)。そのどれもが、プライベート感たっぷりのひとときを存分に演出してくれるだろう。
▼INFO
温泉山荘だいこんの花
宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉北山21-7
TEL:0570-04-1155(受付 10:00~17:00)
https://www.daikon-no-hana.com/
<関東>
こまゆみの里(栃木)
“関東最後の秘境”で待つのは直径1メートルの豪快な大丸太風呂
全国的にも鬼怒川温泉を知っている方は多いと思うが、“関東最後の秘境”と称される「奥鬼怒温泉郷」はご存知だろうか? 歴史を遡ると、元々は平家ゆかりの地として知られる奥鬼怒温泉郷。この地にある『こまゆみの里』は、森林浴感覚で入れる混浴露天風呂が人気だ。そして何と言ってもこの宿の自慢は、直径1メートルの栃の木をくり抜いた大丸太風呂! 癒しの湯にのんびり浸かり、悠然とそびえ立つ奥鬼怒の山々を、時間を気にすることなく眺める──そのロマンあふれる時間はあなたの心をきっと豊かにしてくれるはず。
▼INFO
こまゆみの里
栃木県日光市川俣646-1
TEL:0288-96-0321
https://komayuminosato.info/index.html
渓雲閣(栃木)
通の温泉ファンたちから支持されている“奥”塩原エリアの秘湯
栃木県の塩原地方は良質な湯が湧く温泉郷として有名だが、さらに通の温泉ファンたちから支持されているエリアが“奥”塩原。中でも標高1,000メートルの山間にあり、創業300年以上の歴史を誇る『渓雲閣』は、「日本秘湯を守る会」「源泉湯宿を守る会」「とちぎにごり湯の会」などに認定されている温泉宿だ。この宿には江戸時代初期から伝統を守り続ける乳白色かつ硫黄泉にごり湯の奥塩原新湯温泉があり、全浴槽掛け流しの宿は全国でも約1割しかないと言われる。そして貸し切りの庭園露天風呂は四季折々の絶景が見どころだ。
▼INFO
渓雲閣
栃木県那須塩原市湯本塩原37
TEL:0287-32-2361
http://www.keiunkaku.com/index.html
彩り湯かしき 花と華(栃木)
歴史ある“美肌の湯”で堪能できる絶景の雪見露天風呂は格別!
「かつて平家の落人が傷を癒した」と言い伝えられる湯西川温泉で、多種多様な湯を楽しめる『花と華』。大浴場や檜風呂・岩風呂などはもちろん魅力的だが、なんといっても絶景の雪見露天風呂が格別! pH9.3という高アルカリ性の泉質は、角質を溶かす効果があるため“美肌の湯”と呼ばれている。また温泉で身体が温まったら、昔ながらの雰囲気を味わえる囲炉裏で夕食を味わいたい。さらに2020年1月にオープンした『栃木地酒処』では、栃木県 33全蔵元の地酒をテイスティングできるので自分好みの地酒を見つけよう。
▼INFO
彩り湯かしき 花と華
栃木県日光市湯西川温泉601
TEL:0288-98-0321
https://www.yunishigawa.co.jp/
万座温泉 日進館(群馬)
標高1,800メートルで“星と友だちになれる”展望露天風呂
国内有数のスキーリゾート・志賀高原を有する上信越高原国立公園。その公園内にある『万座温泉 日進館』は、日本一の硫黄濃度の良泉質を誇る名湯だ。その効能の高さに加えてこの湯を一躍有名にしたのが、“星と友だちになれる”と謳う展望露天風呂! 天然木造りにこだわった9種類の天然温泉風呂がそろっており、27種類の泉質は万病に効果を発揮。そして標高1,800メートルという絶好のロケーションからは、まるで手が届きそうな星々をたっぷり鑑賞することができ、雪に包まれた万座の雄大な山々も圧巻だ。
▼INFO
万座温泉 日進館
群馬県吾妻郡嬬恋村干俣万座温泉2401
TEL:0279-97-3131
https://www.manza.co.jp/
宝川温泉 汪泉閣【摩訶の湯】(群馬県)
広さ120畳&収容人数100名の露天風呂が見せる“冬の顔”
4本の豊富な源泉を持つ関東の名湯・宝川温泉の中でも、映画のロケの舞台などにたびたび使われることから、宝川温泉でもっとも有名な露天風呂と言われる『摩訶の湯』。その広さはなんと120畳で、収容人数は100名(宿泊客のみ24時間入浴可)! 男女ともに混浴でも安心の湯浴着が用意されている。一面の銀世界の涼やかさと露天風呂の温かさ、そのコントラストが際立つ情景があなたをお出迎え。さらに雪解け時期には、自然の雄大さを間近で感じさせてくれる宝川の激流が、ダイナミックな風景となって現れる。
▼INFO
水上温泉郷/宝川温泉 汪泉閣
群馬県利根郡みなかみ町藤原1899
TEL:0278-75-2611
https://www.takaragawa.com/index.html
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