UNMAP YOUR LIFE ~長野県 奥志賀高原編~ 自分を解放する、こだわりの時間
「人生は、どこへ行くかではない。どう楽しむかだ」を体現する企画、UNMAP YOUR LIFE。今回はJeepのフラッグシップモデル、グランドチェロキーに乗って、真冬の奥志賀高原へ向かう。奥志賀高原は本州でも随一の寒さを誇り、ハイシーズンはマイナス10℃も当たり前の世界。だからこそ、雪質もドライで軽く、山奥にあるのに、多くのスキー場が点在する。気温も規模も国内随一の冬のリゾート地を旅した。
グランドチェロキーで行く、冬の奥志賀高原
広大な長野県の北東に位置する奥志賀高原。ここは、広大な規模と寒さを誇る志賀高原の最奥に位置するスキー場。上信越自動車道 信州中野ICを降りて東に進むと、湯田中温泉・渋温泉を通り過ぎて志賀高原に入る。
中野市と志賀高原は1996年に新設されたバイパス「オリンピック道路」で結ばれる。狭く細い峠道を上る必要はない快適な道路だが、それでも冬の志賀高原は手ゴワイ。
常に氷点下を下回る志賀高原の道路は雪や氷によってカチコチに固められている。整備された道路とはいえ、急勾配やカーブが連続するのでクルマのトラブルを目にするのは日常茶飯事だ。雪道の運転に慣れている人でも、志賀高原の道のりは注意を払いながら運転する必要がある。
辿り着けば最高の雪が待っているのだが、行くまでが大変な奥志賀高原。そんな場所に向かって『ジープ グランドチェロキー (Jeep Grand Cherokee)』を走らせる。中野市の路面は雪がなかったが、志賀高原が近づくにつれ、徐々にウェットな雪が道路を覆うようになってきた。山に入る頃には完全に締まった雪道となる。
普通のクルマなら路面状況に車体が左右に振られてしまいそうな状況でも、グランドチェロキーなら確固たる安定感でグングンと山道を上がっていく。
滑りやすい路面でも『クォドラトラックII® 4×4システム』 によってセンサーがタイヤのスリップを検知すると、高いトラクションを保持しているアクセルに対して発生トルクの100%を即座に伝達し、スリップを抑制してくれる。
また、さらに雪が積もったような悪路でも、様々な路面状況に適した走行モードを選択できるトラクションコントロールシステム『セレクテレイン™システム』を「SNOW」に選択すれば、12種類の車両マネジメントシステムを連携させ、自信を持って難なく走行できる。
中野市から車で40分、辿り着いた先の奥志賀高原ホテル周辺はキンキンに冷えている。到着日にはスキー場ベースでマイナス10℃の寒さ。明日からのスキーに胸を躍らせる。
本州随一の軽さを誇る奥志賀パウダースノー
奥志賀高原スキー場はベースで標高1,500m、トップで2,000mもの高さ。縦に長いスキー場で「エキスパートコース」や「熊落としコース」など最大斜度30度の急斜面を要する中上級者向けのスキー場だ。標高は高いが森林限界ではなく、スキー場の上部はシラビソやダケカンバ、下部はブナ林に覆われている。奥志賀高原というと、深い森に覆われていて滑れるバックカントリーエリアがないように思われる。しかし、ここで生まれ育ち、志賀高原を庭のように滑り続けるアウトドアガイドの関貴彦さんにかかればここはパウダー天国である。表面的には濃い木々が生い茂っているように見えても、一歩踏み込めば、開けた斜面がいくつもあるという。
朝イチに雪質最高のグルーミングバーンを体感したあと、バックカントリーエリアへ向かうことにした。
志賀高原の雪は降り積もったあとに一度、気温の低下によって雪中の水分が抜けて独特かつ極上の軽い雪になる。ハイシーズンは気温が0℃を上回ることがほぼないので、数日前に降った雪でもいい雪質が維持されているのだ。
エルニーニョ現象により記録的な暖冬を迎える2024シーズンだが、奥志賀高原の雪はそれでも軽い。仲間全員が「今シーズンはじめて本当のパウダーを滑った」と口々に感嘆の言葉をもらす。
リフトアクセスでスキー場内の非圧雪コースと自然のままのバックカントリーエリアを滑れるので、きわめて効率が良い。先に述べたように深い森に覆われている奥志賀高原は「パウダースノーを滑るイメージが少ない」ためパウダースノー狙いの滑り手も少なく、数日前に降った雪がそのまま残っていた。
志賀高原で生まれ育ったガイドの関貴彦さんに連れてきてもらわないと、知り得ないスポットである。
また、スキー場から車を走らせた少し離れた場所にもバックカントリーエリアがある。わずかなハイクアップでも岩菅山(いわすげやま)を眼前にする絶景のなかオープンバーンを滑れる。森の中にぽっかり空いた幻想的な場所なのに、ここまで来るほかの滑り手は誰一人いない。プライベートな空間を仲間とともに独り占めして心ゆくまで滑った。
滑り終わったあとは、中野市にある「3RD CAFE & MORE」へ。ここは関さんが奥様と営む憩いのカフェ。志賀高原の麓にあるので、滑り終えた後に立ち寄るのに最適だ。仲間と共にいい雪、いい旅をゆっくりと振り返りたい。
スキーイン・スキーアウトができるスキーヤーファーストな高原ホテル
奥志賀高原スキー場のベースに構える奥志賀高原ホテルは、スキーイン・スキーアウトができる。スキー場に隣接していて、スキーブーツを履いたまま出入りできるので、滑走を目的とした旅にはこのうえなく利便性が高いのだ。
余裕を持って大人5人と旅の道具を搭載できるJeepのフラッグシップ、グランドチェロキー。上質で艶やかなレザーシートやハイエンドな室内装備、近未来テクノロジーが息づく広大な居住空間と次世代の安全性能が、オフローダーの概念を一変させる、どこまでも静かで豊かな時間をもたらす。細部まで繊細に作り込まれた美しいキャビンは、唯一無二の品質ですべての乗員を優雅に満たす。
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今回使用したこだわりのギア
【INFORMATION】
奥志賀高原ホテル
〒381-0405
長野県下高井郡山ノ内町奥志賀高原
電話:0269-34-2034
http://okushigakogenhotel.com/
3RD CAFE & MORE
〒383-0025
長野県中野市三好町2-4-28
電話:0269-27-4138
https://3rdcafe.jp/
Text:CAST Inc.
Photos:Takanori Ota