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2024.02.22

UNMAP YOUR LIFE ~長野県 奥志賀高原編~ 自分を解放する、こだわりの時間

「人生は、どこへ行くかではない。どう楽しむかだ」を体現する企画、UNMAP YOUR LIFE。今回はJeepのフラッグシップモデル、グランドチェロキーに乗って、真冬の奥志賀高原へ向かう。奥志賀高原は本州でも随一の寒さを誇り、ハイシーズンはマイナス10℃も当たり前の世界。だからこそ、雪質もドライで軽く、山奥にあるのに、多くのスキー場が点在する。気温も規模も国内随一の冬のリゾート地を旅した。

グランドチェロキーで行く、冬の奥志賀高原

広大な長野県の北東に位置する奥志賀高原。ここは、広大な規模と寒さを誇る志賀高原の最奥に位置するスキー場。上信越自動車道 信州中野ICを降りて東に進むと、湯田中温泉・渋温泉を通り過ぎて志賀高原に入る。

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▲市街から快適な道を走る。志賀高原はあの山の向こう。

中野市と志賀高原は1996年に新設されたバイパス「オリンピック道路」で結ばれる。狭く細い峠道を上る必要はない快適な道路だが、それでも冬の志賀高原は手ゴワイ。
常に氷点下を下回る志賀高原の道路は雪や氷によってカチコチに固められている。整備された道路とはいえ、急勾配やカーブが連続するのでクルマのトラブルを目にするのは日常茶飯事だ。雪道の運転に慣れている人でも、志賀高原の道のりは注意を払いながら運転する必要がある。

辿り着けば最高の雪が待っているのだが、行くまでが大変な奥志賀高原。そんな場所に向かって『ジープ グランドチェロキー (Jeep Grand Cherokee)』を走らせる。中野市の路面は雪がなかったが、志賀高原が近づくにつれ、徐々にウェットな雪が道路を覆うようになってきた。山に入る頃には完全に締まった雪道となる。

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▲志賀高原に入るとバイパス上にも雪があり慎重な運転が求められるが、Jeepなら安心感も強い。

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▲ダケカンバが立ち並ぶ志賀高原らしい景色の中を走り抜ける。

普通のクルマなら路面状況に車体が左右に振られてしまいそうな状況でも、グランドチェロキーなら確固たる安定感でグングンと山道を上がっていく。
滑りやすい路面でも『クォドラトラックII® 4×4システム』 によってセンサーがタイヤのスリップを検知すると、高いトラクションを保持しているアクセルに対して発生トルクの100%を即座に伝達し、スリップを抑制してくれる。
また、さらに雪が積もったような悪路でも、様々な路面状況に適した走行モードを選択できるトラクションコントロールシステム『セレクテレイン™システム』を「SNOW」に選択すれば、12種類の車両マネジメントシステムを連携させ、自信を持って難なく走行できる。

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▲いくつものトンネルとカーブを潜り抜ける。時にはスキー場の下を行くことも。

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▲山の上に広がる志賀高原にはペンションやホテルが多数あり、住民の暮らしが営まれる。そして良質な雪を求める滑り手もあとを絶たない。

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▲雪道の上り坂でも力強く走破するグランドチェロキー。

中野市から車で40分、辿り着いた先の奥志賀高原ホテル周辺はキンキンに冷えている。到着日にはスキー場ベースでマイナス10℃の寒さ。明日からのスキーに胸を躍らせる。

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▲旅の居城となる奥志賀高原ホテル。外装の三角屋根が特徴的な建物。

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▲氷の大地でエントランスの暖かい灯りが迎えてくれる。

本州随一の軽さを誇る奥志賀パウダースノー

奥志賀高原スキー場はベースで標高1,500m、トップで2,000mもの高さ。縦に長いスキー場で「エキスパートコース」や「熊落としコース」など最大斜度30度の急斜面を要する中上級者向けのスキー場だ。標高は高いが森林限界ではなく、スキー場の上部はシラビソやダケカンバ、下部はブナ林に覆われている。奥志賀高原というと、深い森に覆われていて滑れるバックカントリーエリアがないように思われる。しかし、ここで生まれ育ち、志賀高原を庭のように滑り続けるアウトドアガイドの関貴彦さんにかかればここはパウダー天国である。表面的には濃い木々が生い茂っているように見えても、一歩踏み込めば、開けた斜面がいくつもあるという。

朝イチに雪質最高のグルーミングバーンを体感したあと、バックカントリーエリアへ向かうことにした。

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▲スキー場はホテル側とゴンドラ側に分かれており、ホテル側からはリフトを2本乗り継げば山頂である。

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▲山の上は木々も白く染まり、幻想的な世界になっている。

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▲気温が低いおかげでグルーミングバーンも最高の雪質だ。

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▲森の深い奥志賀高原だが、バックカントリーエリアにはちゃんとパウダースポットも眠っていた。

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▲斜度30度を悠に超えるような急斜面もあれば、緩い場所もある。ツリーランもあればオープンもある、変化に富んだエリア。

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▲ガイドの関貴彦さんは、毎日のように奥志賀高原を滑り、スキーを楽しんでいる。

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▲今年の雪の少なさを忘れてしまうほど体を覆うディープパウダーがある。

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▲マッシュに当て込んで雪を舞い上げる。飛べるポイントもたくさんある。

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▲関貴彦さん。幼少期よりアルペンスキー競技に打ち込む。スポーツメーカー勤務後、地元長野県に戻り、志賀高原でガイドを行う傍ら麓の中野市に自然と町を繋ぐ『3RD CAFE & MORE』をオープン。現在は(株)奥志賀高原リゾートのスタッフとして地元の魅力発信に力を注ぐ。

志賀高原の雪は降り積もったあとに一度、気温の低下によって雪中の水分が抜けて独特かつ極上の軽い雪になる。ハイシーズンは気温が0℃を上回ることがほぼないので、数日前に降った雪でもいい雪質が維持されているのだ。

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▲踏み込めば踏み込むほどスキーが沈み、底付きを知らない。

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▲全身に雪を纏いながら、雪煙を後にしながら颯爽と滑る。

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▲広い斜面を貸切で滑れるのはバックカントリーならではの魅力。

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▲下山時はチーム全員で仲良く80年代風に滑ってみる。

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▲雪で埋まった木々を見ると、ここがどれほど降雪の多い場所か分かる。

エルニーニョ現象により記録的な暖冬を迎える2024シーズンだが、奥志賀高原の雪はそれでも軽い。仲間全員が「今シーズンはじめて本当のパウダーを滑った」と口々に感嘆の言葉をもらす。

リフトアクセスでスキー場内の非圧雪コースと自然のままのバックカントリーエリアを滑れるので、きわめて効率が良い。先に述べたように深い森に覆われている奥志賀高原は「パウダースノーを滑るイメージが少ない」ためパウダースノー狙いの滑り手も少なく、数日前に降った雪がそのまま残っていた。
志賀高原で生まれ育ったガイドの関貴彦さんに連れてきてもらわないと、知り得ないスポットである。

また、スキー場から車を走らせた少し離れた場所にもバックカントリーエリアがある。わずかなハイクアップでも岩菅山(いわすげやま)を眼前にする絶景のなかオープンバーンを滑れる。森の中にぽっかり空いた幻想的な場所なのに、ここまで来るほかの滑り手は誰一人いない。プライベートな空間を仲間とともに独り占めして心ゆくまで滑った。

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▲高低差はさほどないので、快適なトレッキングだった。

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▲ダケカンバの林の中を歩く。はじめて行く場所でもガイドがいれば安心だ。

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▲オープンな斜面を見下ろす高台に着く。目の前には岩菅山を中心とした稜線が広がる。

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▲岩菅山をバックにガイドの関さんがシュプールを描く。

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▲ノートラックを豪快なターンで刻む。

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▲滑った後は雪上を歩ける道具を取り付けて山を登り返す。歩いている時間も自然と一体になったかのようで心地良い。

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▲仲間と共にこの時間と空間を共有できるのもバックカントリーの良さ。

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▲滑走中は太陽にも恵まれ、最高の1日となった。

滑り終わったあとは、中野市にある「3RD CAFE & MORE」へ。ここは関さんが奥様と営む憩いのカフェ。志賀高原の麓にあるので、滑り終えた後に立ち寄るのに最適だ。仲間と共にいい雪、いい旅をゆっくりと振り返りたい。

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▲「家が1st place、学校や職場が2nd place、自分だけの特別な場所が3rd place」。の想いが込められたお店は居心地の良いこだわりのインテリアに囲まれ、リモートワーク環境も整う。

スキーイン・スキーアウトができるスキーヤーファーストな高原ホテル

奥志賀高原スキー場のベースに構える奥志賀高原ホテルは、スキーイン・スキーアウトができる。スキー場に隣接していて、スキーブーツを履いたまま出入りできるので、滑走を目的とした旅にはこのうえなく利便性が高いのだ。

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▲ホテル内でスキーの準備をして、外に出ればもうスキー場という環境。

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▲スキーもホテル内に持ち込める。

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▲昼食はホテル内にあるレストラン「現代」の名物「チーズまみれバーガー」2,100円。

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▲広々とした客室。カントリー調の落ち着いたインテリアで心も体もゆっくりと休める。

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▲フレンチのコース料理が楽しめるレストラン「現代」

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▲メインは肉と魚から選べて、多彩なワインリストも揃う本格レストラン。

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▲焚き火を囲むラウンジ。

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▲Barでは美味しいカクテルも楽しめる。

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▲ラウンジの一角にはグランドピアノが設置されており、12月23日〜3月10日まで毎日、第1部20:00 – 20:30 / 第2部 21:30 – 22:00の期間に生演奏も行っている。

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▲ゲレンデから眺めた奥志賀高原ホテル。

余裕を持って大人5人と旅の道具を搭載できるJeepのフラッグシップ、グランドチェロキー。上質で艶やかなレザーシートやハイエンドな室内装備、近未来テクノロジーが息づく広大な居住空間と次世代の安全性能が、オフローダーの概念を一変させる、どこまでも静かで豊かな時間をもたらす。細部まで繊細に作り込まれた美しいキャビンは、唯一無二の品質ですべての乗員を優雅に満たす。

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▲広々とした運転席と助手席は長時間の運転でも疲労を感じることはない。

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▲運転席の上部にはリヤゲートやバックドアなどを開閉できるスイッチを配置。

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▲一つひとつのスイッチが余裕をもって配置され、視認性と操作性に優れたセンターコンソール。

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▲リアシートを倒せば、3人分の186cmのスキー板と旅行グッズが詰め込める広々としたラゲッジスペースが生まれる。

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商品に関するお問い合わせは、Stellantisジャパン株式会社まで。
ジープ フリーコール 0120-712-812(9:00~21:00、無休)
https://www.jeep-japan.com/

今回使用したこだわりのギア

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▲Salomon(サロモン)『QST BLANK』 / センター幅112mmのフリーライドスキー。パウダー、グルーミング、荒れた斜面など幅の太さを感じさせないオールマイティなスキー。

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▲(左)THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)『ビレイヤーグローブ』 / 高強度・難燃性・耐熱性・耐切創性・耐薬品性の特長を兼ね備えたアラミド繊維、ケブラー糸を手のひらの縫製に採用したビレイヤーグローブ。(右)DSP(ディーエスピー)『DS-TFスリーフィンガー』 / 2019年に長野県白馬村で誕生したグローブ。修理ができるように開発から製造まで一貫して白馬村で行っている。

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▲Salomon(サロモン)『SHIFT PRO 120 AT』 / フレックス120のウォークモード付きブーツ。シェルはポリウレタンでできており軽量。

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▲OAKLEY(オークリー)『Line Miner™ L Snow Goggles』 / 幅広い視界を確保するための円柱形状のゴーグル。雪面の凹凸をよりはっきり見ることができるハイコントラストレンズを装着。

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▲(左)Arc’teryx(アークテリクス)『カイヤナイト ライトウエイトフーディ』 / 優れた伸縮性を持つミッドレイヤーとして最適なフーディ。ウエア内を快適に保つため、湿気をコントロールする素材を用いている。(右)patagonia(パタゴニア)『スノーフェアラー・キャップ』 / コンパクトに収納可能なつばを備え、軽量なトリコットの裏地が保温性をもつ。シールを付けての登高時にはレーザーカットの切り込みが通気性を促進し、天ボタンが付いていないデザインはヘルメットの下でも快適。

【INFORMATION】

奥志賀高原ホテル

〒381-0405
長野県下高井郡山ノ内町奥志賀高原
電話:0269-34-2034
http://okushigakogenhotel.com/

3RD CAFE & MORE

〒383-0025
長野県中野市三好町2-4-28
電話:0269-27-4138
https://3rdcafe.jp/

Text:CAST Inc.
Photos:Takanori Ota