UNMAP YOUR LIFE ~青森県 岩木山編~ 自分を解放する、こだわりの時間
「人生は、どこへ行くかではない。どう楽しむかだ」を体現する企画、UNMAP YOUR LIFE。今回は『ジープ グランドチェロキー L リミテッド(Jeep Grand Cherokee L Limited)』とともに青森県の名峰、百名山の一座でもある岩木山へ向かった。
青森県を代表する二座のひとつ、別名津軽富士
青森県の名峰、八甲田山(標高1,585m)とほぼ同緯度にあるもう一つの名峰、岩木山(標高1,625m)。どちらも日本百名山の一座として数えられる山だが、県内外から多くの登山客やバックカントリースキーヤ―が訪れる八甲田山に比べ、地元の人々が粛々と親しむ、どちらかというと控え目の存在感なのが岩木山だ。
麓の弘前市からは独立峰のようにどっしりと構える、八甲田山と並ぶ青森県のシンボルとしてふさわしい立派な山容をもつ。
「八甲田山を滑ったときに見えたあの大きな山を滑ってみたい」いつしかそんな想いを抱くようになり、今回気の置けない仲間とともに『ジープ グランドチェロキー L リミテッド(Jeep Grand Cherokee L Limited)』で青森県弘前市へ向かった。
天候不良でも雪質良好。ノートラックの斜面が広がる
岩木山への登行ルートは主に4つある。山の南側にある百沢スキー場から登るルートか、東面にある弥生いこいの森から登るルート、同じく東面の大石の里から登るルート、そして北面の『青森スプリング・スキーリゾート』から登るルートだ。
百沢スキー場はすでに21-22シーズンの営業を終了しており、ほかの2つのルートもフルハイクアップで、登るのに時間がかかるという理由で、今回は北面から登るルートを選んだ。
『青森スプリング・スキーリゾート』はハイクオリティのスノーパークとハーフパイプが常設され、日本代表選手の合宿練習やコンペティションの開催地としても活用されている。
21-22シーズンは機械設備の故障により山頂まで上がれるゴンドラが動いていなかったため、クワッド1のリフトに乗車して中腹まで行く。ここでクライミングスキンを装着してゴンドラ山頂駅までおよそ20分歩く。
そして山頂にあるバックカントリーエリアの入り口から岩木山へと本格的に登っていくことになる。
岩木山は3つのピークから成る山だ。その姿はちょうど“山”の字に喩えられる。一番高い山は真ん中の岩木山、そして南西に鳥海山(ちょうかいさん)(標高1,502m)、北東に巌鬼山(がんきさん)(標高1,457m)がそびえる。
山頂付近は森林限界になっており一本の木も生えない荘厳な世界が広がるが、『青森スプリング・スキーリゾート』から登る北面は日本海から吹き付ける強い風によって、雪面を波のようにうねうねした地形の“シュカブラ”だらけになっている。なので、山頂直下を滑ることはほとんどなく、登るのも手前の西法寺森(さいほうじもり)(標高1,288m)付近までだ。
西法寺森まで登っても視界が晴れる気配は一切なく、視界の開けそうな沢を目指して滑ることにした。
関東では春の訪れを告げる陽気が続いていたが、本州最北端のここではまだまだハイシーズンのようなパウダースノーが温存されていた。比較的訪れる人も少ない岩木山だからだろうか、どこを見てもノートラックの斜面が広がっている。このラインも滑りたいし、あのフェイスも魅力的だ、そんな会話をしながら誰が、どこをどのような感じで滑るか? 胸を躍らせながら話す時間も楽しい。
ガイドの藤村氏曰く、「岩木山は当たり外れがない山なんです。晴れればそれはそれで素晴らしい景色ですが、曇りや雪といったイマイチのコンディションでも雪のクオリティは担保されていてやっぱり楽しい。それが岩木山なんです!」
滑りたい斜面があちこちに広がっていて、天候の悪さを忘れてしまうくらいしっかり楽しんで1日目を終えた。
2日目も朝は曇りだがお昼にかけて徐々に晴れ間が広がる予報だ。同じようにクワッド1のリフトから登行を開始する。昨日と違って、曇ってはいるものの視界がある。昨日見えなかった西法寺森の小ピークが歩いている途中から見えた。
西法寺森手前の目標地点まで来たら上空を覆っていた雲も無くなり、一気に視界が開けた。我々の到着を待っていたかのように岩木山山頂も姿を現した。この絶好の機会を逃すまいとハイクモードからスキーモードにしてドロップ。
山頂付近の雪質はところどころ凍っていて注意が必要だ。しかし、弾力のあるクリーミーな雪で板を踏むとほどよい跳ね返りも楽しめる。絶景のなかで最高の一本を滑りきり、みんなが安堵の表情を浮かべる。
その後は良さそうなポイントを探しつつ標高を下げて、『青森スプリング・スキーリゾート』のボトムを目指す。
終わってみれば、シーズン最後の最高のパウダーデイだった。岩木山はスキー場を経由すれば体力を温存でき、人の出入りも比較的少ない。それでいて滑走欲をそそる斜面が豊富、というスキーヤー、スノーボーダーにはこのうえなく魅力的な山だった。
今回岩木山を滑るにあたり、旅の拠点として選んだのが山のふもとにある『アソベの森 いわき荘』。百沢スキー場のすぐそばにあり、スキー客も多く訪れるホテルだ。
地元の海鮮食材をはじめとした豪華な料理に舌鼓をうち、今日の滑りの話を仲間と語らう。温泉では身体を休めながら次のトリップのイメージを膨らませる。さあ、次はどこへ行こうか。
今回使用したクルマ
たくましい四輪駆動、ゆとりの居住性、次世代の安心感が息づく、 3 列シート・最大乗員7名のフルキャパシティをたずさえたフラッグシップ。 想像を遥かに超えるラグジュアリーな体験へと導くスタンダードグレード。
『ジープ グランドチェロキー L リミテッド(Jeep Grand Cherokee L Limited)』
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ジープフリーコール 0120-712-812(9:00~21:00、無休)
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今回の旅で使用した、こだわりギア紹介
【INFORMATION】
アソベの森 いわき荘
〒036-1343
青森県弘前市大字百沢字寺沢28-29
http://www.iwakisou.or.jp/
秋田アドベンチャーガイド
Instagram:https://www.instagram.com/akitaadventureguide/
HP:https://www.akita-adventure-guide.com/
Text:BRAVOSKI
Photos:Takahiro Nakanishi