【前編】東北の山々 日本百名山を温泉、グルメとともに巡る旅
背丈ほどの少し低めの森林帯を抜けると、避難小屋に到着する。そこから見上げる頂上はまだ1時間以上かかるのではないかと思うほど遠くに感じるが、地図を見るとわずか40分足らず。おそらく山の形が綺麗なせいで森林と岩場のバランスがよく、いかにも距離があるように見えるのだろう。目が錯覚を覚えるほどのきれいな形をした山は北アルプス、南アルプスにはない東北ならではなのかもしれない。
最後の斜面を登りきると、急に風が強くなり火口縁に出る。山頂外輪を取り囲むように石仏が置かれていて、頂上まで案内してくれる。頂上には集合写真を撮っている中学生の団体や、景色を眺める若いカップル、ラジオで甲子園の中継を聞きながらお弁当を食べる中年の男性と、思い思いに頂上での過ごし方を楽しんでいる。
帰りはひたすら登ってきた道を下る。急に登山道に飛び出してきたカエルにびっくりするものの、こんな高いところで生活しているのかと、ちょっと感心させられた。
岩手山焼走り国際交流村
岩手県八幡平市平笠24地割728
0195-76-2013
県営松川キャンプ場
岩手県八幡平市松尾寄木松川温泉
0195-78-2256(峡雲荘)
東北の山々 日本百名山を温泉とともに巡る旅、前編はいかがでしたでしょうか?
後編は3日間をまとめて掲載します!
★次回、【後編】をお届します。お楽しみに!
Edit & Text:Shota Kato