誕生75周年を迎えたJeep®と80周年のSUUNTOの歴史を紐解く！米軍特殊部隊も認めた多機能時計の魅力に迫る。
▲SUUNTOの創業製品がフィールドコンパス（方位磁針）であったことから、同じ名前を持つ車種『Compass』をカスタマイズ。やはりSUUNTOとJeep®はどこか似ているのだ
――さて、『TRAVERSE ALPHA FOLIAGE』を実際に着けてみていただいたわけですが、今日の服装ともマッチしてて違和感ないですよね（笑）。
何と言ってもカッコイイですよね。ものすごくはめやすいし、内側がツルツルでムレにくいのもこれからの季節に良いと思います。テキスタイルのストラップは着け心地や質感がいいですね。時計を「はめている」という感覚があるし、ミリタリーっぽい雰囲気もたまらないです。
――ミリタリースペックに準拠したタフさや多機能性が強みのウォッチですが、特に気になった機能などはありますか？
先ほどお話したように「強度」の面では信頼が置けますよね。このモデルはハンティングやフィッシングに特化している部分があるので、僕らの場合は釣れるスポットをチェックしたり、現在地も含めてマーキングできるのが大きなポイントです。それによって迷ったときのコントロールも可能になるだけでなく、登山道と違って川には道が無いですし、藪をかき分けながら通った道が正解なこともある。川は天候だとか自然状況によって景色も変化しちゃいますから、マーキング機能でさっき通った道に戻れるというのは重要です。国土交通省の縮尺1/25,000の地図があるんですけど、それでさえ川のデータは載っていません。なぜなら、「人が歩く道じゃない」と認識されているからなんですね。釣れる場所を記録することにプラスアルファで、「生きて帰れる」という安心感があります。
――なるほど。
「月齢カレンダー」も意外と重要で。いまこの時期は良いんですけど、秋になると魚の釣れる時間帯が夕方になるんですね。それもほとんど日没近く。虫が羽化する時間と、それを食べる魚たちの時間が重なる「イブニング」と呼ばれる時間帯なんですが、その15分間はホントに川がお祭り騒ぎです（笑）。そのタイミングを逃すと真っ暗になってしまうんで、「イブニング」に合わせて時間をコントロールして、お客さんをお連れしたりもしますね。動物の生態で月の動きだとか、あるいは海の動きとかも関わってくるので、逆にそれを利用して新しいデータが取れるのも面白いなと思います。あと、「レッドバックライト」は夜間の視認性を高めただけでなく、今までの白熱灯タイプと違って魚や動物が逃げないという嬉しい発見もありました。
――では、これから購入されるユーザーにどんなシーンでの使用をオススメしますか？
ハンティングに関わる機能は、猟友会などごく限られたユーザー向けになるかもしれないです。でも、アウトドアのロケーションにおける信頼度はすごく上がったと思いますよ。オーバースペックだからこそ良い部分ってあるじゃないですか？ 僕がガイドするときなんかもそうですけど、（モノを）持ってきすぎちゃったときの方が安心感はありますからね（笑）。あとは純粋に「カッコイイ」という点に尽きます。タウンユースでもハマるし、使えば使うほど味が出る。着けててテンション上がるじゃないですか！
――最後に、SUUNTOのアンバサダーとして、今後どんな活動や取り組みを予定しているか教えていただけますか？
おそらく『TRAVERSE ALPHA』に関しては、僕がいちばんリアルに使い込んでいる人間だと思うんです。だから、現場で使ってみてのフィードバックを伝えていったり、SUUNTOの社員の方に対しても、アンバサダーとして製品の新たな魅力を知ってもらえる機会を設けていきたいですね。誰よりも僕自身が、この時計を持ってアウドドアで遊ぶことを楽しんでいますから（笑）。
6月後半には、関さんのアウトドア・ライフやカフェのこだわり、Jeep®との意外な繋がりにも迫ったインタビューも掲載予定ですので、そちらもお楽しみに！
SUUNTOの歴史や『TRAVERSE ALPHA』の情報はこちらをチェック！
＞＞http://www.suunto.jp/ja-JP/
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Text： Kohei UENO
Photos： Nozomu Toyoshima