夢に見たパウダースノーの世界。憧れのバックカントリースキーに挑む
この“挑戦”で今後のスノーライフが変わることを確信した。
スキーを蹴り、ポールをこいで勢いをつける。スピードがのり最初のワンターンをきめると、身体が雪に埋もれ荷重の反動で浮き上がる。底付きのない深いパウダースノーの浮遊感に、思わず「すげー!」と声を上げた。ターンを刻むと、自分が舞い上げた雪がまたたくまに後方に吹き飛んでいく。その疾走感にアドレナリンが爆発する。
狙えるオープンバーンを求め、沢を越え山腹をトラバースし、山中をめぐる。そのうち、雲が途切れ青空がのぞきはじめた。日に照らされた雪は白さを増し、キラキラと輝きはじめる。木の影が斜面に映しだされ、景観に変化を与える。自然が創りだす景色に自分自身も加わる感動を味わい、ポイントを変えて何度も滑走を繰り返しながら少しずつ山を降りていく。気が付くと、木の影が伸び、日が傾きはじめる時間になっていた。
「昔から新しい環境に飛び込むのが好きなんです。だから裏山に飛び出し、バックカントリースキーを体験してみたかった。実際に体験した感想は、チープな言い方になってしまうけれど、想像以上の楽しさでした。いままでの人生で経験してきたことのなかでもトップクラスの感動というか。コースを探して山をめぐる時間も冒険しているような気分で、山からスキー場の一般コースに出たときは、ああ、戻ってきてしまったと、寂しさが沸きました」
何時間も山にいたのに、下山してみればあっという間のできごとのよう。それなのに、遠くから眺めていた山がいままでと違って見え、不思議な感覚になる。
「自分にとってチャレンジとは、新しい自分を作ること。この体験で自分のなかに新しい気持ちが生まれました。これからのスキーライフは間違いなく変わります。この感動をたった1度だけで終わらせたくないので、またこの『Jeep® Renegade TRAILHAWK』といっしょに滑りに行きたいです。雪の峠道でも四駆ならではの安心感があるし、なにより初めての挑戦を支えてくれた相棒ですから。今度は友だちも誘って、雪山に出かけたいですね」
初の挑戦に満足した孫田さんは、その感動を周りの人たちと共有し、さらなる未知の世界へも挑戦したいと語ってくれた。