愛車のラングラーで元五輪選手、佐々木明が雪道を走破!北海道を2日間で駆け巡るミッションとは!?
ーーまずは佐々木さんが現在乗っている『Jeep® Wrangler Unlimited』のインプレッションについて聞かせてください。
アスリートはみんなスポーツカーに乗ろうとするけど、僕のライフスタイルとしてクルマはタフに使いたいという考えがあるんですね。Jeep®は僕にとってアメリカという国の中で唯一無二の四駆を作っている存在なので、自分が望んでいるイメージと、スキーを通じて若い世代に伝えていきたいイメージとぴったり。『Jeep® Wrangler Unlimited』は屋根を替えたり、足回りを替えたりできるパーツが沢山あって、おもちゃみたいに遊べますし、雑というわけではないけれども、少し乱暴に荷物を積んでそのまま走り出せるという感じに使えますから。
ーーでは、走行についてはどうですか?
乗り心地も燃費も想像以上に良かったです。2ドアの『Jeep® Wrangler』より4ドアの『Jeep® Wrangler Unlimited』の方が使い勝手もいいですし、4×4に切り替えなくても雪道で滑らないから、普段もほとんど4×4にする場面はないです。後部座席がフルフラットに倒せるからクルマの中でも寝れますし、居住スペースも十分(笑)。
ーー「スキーを通じて若い世代に伝えていきたい」というお話がありましたが、現役引退後に佐々木さんが取り組んでいることについて教えてください。
子どもたちに雪を身近に感じてもらうために、“雪育”というプロジェクトをやっているんですね。今スキー人口が減っていますけど、それは北海道でも同じで、札幌には2万人の小学生がいるのに雪嫌いな子が多い。「これはまずい、何かできないか」ということで、小学校で雪育を始めました。
でも、子どもたちに、北海道の雪は世界中から注目されていて、札幌が雪に恵まれている場所だと説明してもしっくりきていなくて(苦笑)。じゃあ、それがどれだけすごいのかをわかりやすく伝えるために、<AKIRA’s Challenge>と題して、日本三大歓楽街のすすき野をベースに二日間でどれだけの北海道のスキー場を回れるかというチャレンジを始めました。これを軽いノリでやってみたら、かなり大変だったという(笑)。
ーー雪の北海道は冬に目にする当たり前のような景色ですけど、スキーという視点からその魅力を教えてもらえますか?
北海道は午前中にスキーをして、街に戻ってご飯を食べてからも、また別のスキー場まで滑りに行くことができるんですね。夜11時まで営業しているスキー場もあるので、仕事がある人は朝イチで滑りに行って、それから出勤する。夜8時に仕事が終わっても、コンビニ感覚で3,4本滑りに行けちゃう。
札幌の人口は約190万人ですけど、200万人弱の人口都市で、その周りでスキーができるのは世界中どこを探しても札幌しかないんですよ。子どもたちに世界中のオリンピックの開催都市と札幌を比較するクイズとして、雪が何メートル積もるかと聞くとみんな驚きます。1992年にオリンピックが開催されたフランスのアルベールビルは年間の積雪量はアルプスの麓で50cmなのに、札幌はすすき野の平均で6mですから。
ーーえ、本当ですか!全然知らなかった…。
当然、山の積雪量でいえば10mは簡単に超えるわけですよ。長野県の津南町なんかは積雪量が10m以上も超えると思いますけど、村じゃないですか。都市でそれだけの雪が降るというのは本当にすごいことで、観光の要素に当てはまるんですよね。