攻めが代名詞のアルペンスキーヤー佐々木明が語る、Jeep®という遊び方
――佐々木さんが思う、アルペンスキーの魅力とは?
100kmを超えるスピードで走れるものは、氷の上をすべるボブスレーとか、車。ただ車は、スピードを人間がコントロールするものでそれは、スキーも同じ。自分の身体でコントロールするもの。その部分では車とスキーはすごく似ていて、風の音とか、風をきる感覚とかスピードを感じられるのがアルペンスキーの魅力。自分のテーマがスピードなんです。それは、ライフスタイルにおいても同じで、アイディアが生まれたら、それをすぐ具現化して行動に移す。そこに恐怖心はない。怖い経験はもちろんしているけど、後の事は先に考えない。成功するイメージしかないから。失敗しても、「何がだめだったんだろう?」とか、「次のためには、どうしたらいいのか?」と考えます。怪我は、治すために医者がいるっていう考え方です。「怪我しないように気をつけて」とかよく言われるけど、防げるものなら防ぎたい。でも防げないから、医者がいる。気をつけるということは、守りに入るっていうこと。こういう考え方って元々の僕の性格が大きく関係していると思っていて、こういう風に育ててくれた両親には本当に感謝しています。色んなことに縛られてで先の先を読むように育っていたら、何事にも挑戦するっていう感覚にはならなかったかもしれない。自由に、信じてもらって育ててもらったのかもしれないですね。
――佐々木さんにとっての車はどういう存在ですか?
昔2ヶ月くらい車で生活していたことがあるんです。サーフボード、スケート、インライン、スキー、スノーボード、遊び道具全部積んで。朝、波乗りして、温泉入って、そのあと山行って、飽きたら街におりてスケートしてっていう生活。僕にとって車は、ドライブっていう感覚じゃない。依存しているっていう感覚に近いのかな?自由に動き回るためには、車が無いとなれないと思っているし、身の回りのものを常に積んでいる事で必要なものをすぐに取り出して、おもいっきり遊ぶ事ができる。車は大事なものを入れておける宝箱であり、やりたいことをやりたい時にできる、そして移動ができる、寝れる、僕のワンルームでもあります。