Jeep × Women

2015.10.30

『Jeep® Renegade』に乗って、ボルダリング!

「挑戦して、達成する寸前が最高に気持ちいい瞬間!」

realstyle151021_2-706x470 『Jeep® Renegade』に乗って、ボルダリング!

ロープを使わない高さで行なうフリークライミングであるボルダリングは、フォールは即グラウンドフォール(地面まで墜落)となるので、まずは簡単な低めの岩でランディング(着地)の練習。着地時はヒザをしっかりと曲げて衝撃を吸収することを説明し、実際にやってもらう。

岩から落ちる瞬間に着地ポイントをしっかりと見て、そこに飛び降りる。小野塚さんは本職のハーフパイプでは、6~7mの雪壁からさらに数m飛び出すジャンプを行ない、さまざまな技を決め、安全に着地し、さらに次の技へと向かう。その世界最高レベルの技術をもつだけあって、さすがボルダリングの着地もすぐにマスター。

これなら大丈夫と、紅葉が始まりつつある森を歩き、目的のボルダーへと向かう。
さまざまな形のボルダーがあらわれ、木々とのコントラストが美しい。

幼少期からスキー一筋だった小野塚さんには、山と言えば雪の白のイメージだったそうだが、最近では、白以外の山の表情を見るのが楽しみで、ハイキングや泊まりがけの登山も行なうようになったという。
大きな岩を割るように生えた力強い木を見つけたときの表情はとくに印象的だった。

目的のポイントに到着し、マットを広げてトライ開始。フットワーク、指先や腕の使い方など、登るための技術をどんどん吸収していく。最初は僕が登ったラインを「信じられない」というような顔で見ていた彼女だが、1トライごとに動きの完成度を高め、あと一手というところまで迫る。

とくに、多くの人がなかなかマスターできない左右の足への重心移動のスムースさ、的確さは、長年のスキー経験で培った感覚だろうか、見事としか言いようがない。
だが、完登まであと一歩が届かない。

ふつうならば、指先の皮も減って、もうあきらめるところで、彼女は「私、これ絶対登る!」と宣言。アルペンスキー競技からハーフパイプに転向した際に、どうせやるならば<オリンピック>や<ワールドカップ>に出て表彰台に立つと宣言し、有言実行してきた彼女。そうすることでプレッシャーをはねのけ、目標を達成してきた。

最近では、競技としてのスキー以外では、バックカントリーに挑戦したり、オフシーズンには登山やウォーターアクティビティにも挑戦しているそうだ。そこで彼女がこだわっていることが、本物を学び、道具は本物を手に入れること。車だって同じ。そうすることが、不安をとりのぞき、彼女の有言実行をより確実なものにする。

しばしのレストののち、最後のトライ。持ち前の集中力で目標の課題をついに完登。岩のテッペンに立ったときの笑顔が、スキー競技で表彰台に立っているときの笑顔に重なって見えた。

realstyle15-706x238 『Jeep® Renegade』に乗って、ボルダリング!

●小野塚彩那(おのづか・あやな)さん
2歳よりスキーを始め、アルペン競技や技術選で活躍。ハーフパイプが<ソチオリンピック>から正式種目になり転向。国際大会で好成績をおさめ続け、日本代表となる
●井上大助(いのうえ・だいすけ)さん
<NPO法人日本フリークライミング協会>理事、<㈳日本山岳協会>スポーツクライミング上級指導員の肩書をもつアウトドアライター。「アウトドアクライミング」(小社刊)

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