Interview

2017.11.01

小野塚彩那がJeep®でぐるっと巡る 佐渡島の伝統文化とちょこっとアウトドア

                                              
翌日は展望道路・大佐渡スカイラインを経由し、アンコールワットを彷彿とさせる佐渡金山の遺構、北沢浮遊選鉱場を見学。小木海岸の入り江、島の最南端に位置する宿根木へ向かう。

realstyle171031_14 小野塚彩那がJeep®でぐるっと巡る 佐渡島の伝統文化とちょこっとアウトドア

鮮やかな赤の車体が空の青、山の緑に映える。相川と金井を結ぶ約30kmの大佐渡スカイラインは、晴れていれば島の全景が見渡せる最高のドライブコースだ

北前船の寄港地として栄えた江戸時代、船主や船大工によって造られた集落は、前日受けた佐渡の印象とは一転、日本の原風景といった趣だ。その昔、生活用水として使われていたという小川の周りには、板壁の住居が所狭しと立ち並び、迷路のような路地が続く。時を忘れたようにひっそりと息づく町並みが、なぜか無性に心を惹きつける。

realstyle171031_15 小野塚彩那がJeep®でぐるっと巡る 佐渡島の伝統文化とちょこっとアウトドア

江戸時代に船大工が造り上げた小さな集落、宿根木。某広告ポスターの吉永小百合さんになりきって、記念撮影。

realstyle171031_16 小野塚彩那がJeep®でぐるっと巡る 佐渡島の伝統文化とちょこっとアウトドア

ラピュタの世界と評される北沢浮遊選鉱場。かつては世界で初めて金銀の浮遊選鉱法を実用化した、最先端施設だった

旅の締めくくりは、たらい舟に乗ろうと小木港までやって来た。乗船口に向かう道すがら、うしろで小野塚さんがしきりになにやら呟いている。
「いやだ。怖い。ひっくり返りそう」
漕ぎ手の女性が大丈夫だからと優しく誘導。やってみてと櫂を任されると、こわばっていた表情がみるみるほぐれる。本人曰く、自分で操作できるものは怖くないらしい。

realstyle171031_17 小野塚彩那がJeep®でぐるっと巡る 佐渡島の伝統文化とちょこっとアウトドア

小木半島で古くからサザエ漁に使われてきた、たらい舟。

そのダイナミックな演技からは想像もできないが、じつは怖がり。競技中も常に恐怖を感じているという。
「ハーフパイプは危険と隣り合わせ。転んだら痛いとか、怪我したらどうしようとか、ずっと考えてます」
緊張にも良い悪い、2種類があり、トレーニングが充実していれば、気持ちのいい緊張で試合に臨めるそうだ。
来年2月には平昌五輪を控えるが、出場する難しさはXゲームのほうが上。特別、オリンピックだからという気負いはない。
「それでも、4年に1回の大舞台ですからね。いいトレーニングを積んで、結果を出したい」

言葉のなかに垣間見えた、勝負の世界に生きるトップアスリートの顔も、旅が終わるまではしばしお休み。
「海鮮丼食べたいな。食事する時間あるかなぁ」
夏の日差しを眩しそうに仰ぎ見ると、運転席に乗り込み、両津港に向けて意気揚々とクルマを走らせた。

Access

都内から新潟西ICまで関越自動車道、北陸自動車道を経由して約4時間。新潟港・佐渡汽船のりばまで国道116号線を経由して約30分。新潟港から両津港までカーフェリーで約2時間30分(片道2,250円~)

〇小野塚彩那さん

新潟県生まれ。アルペンスキーを経て、ハーフパイプに転向。ソチ五輪で銅メダルを獲得し、14~15年シーズンよりW杯2連覇。今年3月の世界選手権ハーフパイプでは、日本勢初となる金メダルを手にした

今回使用したクルマ

realstyle171031_18 小野塚彩那がJeep®でぐるっと巡る 佐渡島の伝統文化とちょこっとアウトドア

realstyle171017_19 小野塚彩那がJeep®でぐるっと巡る 佐渡島の伝統文化とちょこっとアウトドア

テールランプのXマークは、米軍がガソリンの運搬に用いたジェリー缶にちなんだもの。室内にも随所にデザインされている

Jeep® Renegade LIMITED(ジープ レネゲード リミテッド)
全長:4,255mm/全幅:1,805mm/全高:1,695mm/最低地上高:170mm/車両重量:1,430kg(サンルーフ付き1,460kg)/乗車定員:5名/エンジン種類:直列4気筒マルチエア16バルブインタークーラー付ターボ/総排気量:1,368cc/使用燃料:無鉛プレミアムガソリン/最高出力(kW/rpm):103(140ps)/5,000(ECE)/最大トルク(N・m/rpm):230(23.5kg・m)/1,750(ECE)/前2輪駆動)/全国メーカー希望小売価格¥3,186,000(消費税込)/ ¥3,348,000(サンルーフ付き)

Jeep®フリーコール 0120-712-812
www.jeep-japan.com

Text by Y.Udagawa
Photo by W.Sugimura

RECOMMEND

RECOMMEND