大胆にリニューアルされたJeep®ブランドの代表的アイコン。国内屈指のオフロードコースで体感する、その実力はいかに？！

遂に、Jeep®ファン待望の瞬間が来た。2014年5月17日（土）に兼ねてからお伝えしてきた新型Jeep® Cherokee（ジープ チェロキー）がデビューする。

北米先住民族の名前に由来するJeep® Cherokeeは、Jeep®ブランドのなかでも屈指の人気を誇るモデルだ。Jeep® Cherokeeといえば連想しやすいのは、やはり1990年代の初代Jeep® Cherokee XJモデルに代表されるスクエアなフォルムだろう。しかし、そこから一転、昨年アメリカでデビューを果たしたニューモデルは、現代のスタイルにリファインされた流線形のSUV。そのビジュアルからして、今までのJeep® Cherokeeとは一線を画する雰囲気を纏っている。

2014年4月28日（月）から5月2日（金）にかけて、スタックランドファーム オフロードコース（山梨県南都留郡富士河口湖町）では、新型Jeep® Cherokeeのプレス発表会が行われた。会場内ではプロダクトの展示をはじめ、オン・オフロード試乗も実施。大自然を身近に感じる富士山の麓でのテストドライビングは、その走破性と快適性を体験するには絶好のロケーションだ。

また、この期間のためにフィアット クライスラー本社からJeep® Cherokeeのチーフ・デザイナーのマーク・アレン氏とプロダクト・プランニング・マネージャーのエイドリアン・ヴァン・カンペンハウト氏が来日した。新型Jeep® Cherokeeの開発責任者である彼らのプレゼンテーションは、大胆にリニューアルされたJeep® Cherokeeのディテールを知るための貴重な場となった。

新型Jeep® Cherokeeの特徴は、デザインの刷新とJeep®伝統のモチーフの導入、その二つをバランスよく融合させていることだろう。フロントグリルの7スロット、台形のホイールアーチなど、Jeep®の伝統的なデザイン要素を踏襲しながら、モダンで、新鮮な印象を与えるSUVに仕上がっている。

リファインされたデザイン要素を挙げると、分かりやすい例は、やはりフロントマスクだ。バンパーの上下でデザインの性質が明らかに異なることに気付く。バンパー下部は、石や泥からボディを守るために樹脂が多く施されている。その一方でバンパー上部のデザインは、滑らかでシャープネスが強調されている。

マーク氏によると、Jeep® Wranglerのような従来のスクエアなデザインと、アーバンでモダンにリファインされた Jeep® Grand Cherokeeのデザインを取り入れているという。つまり、新型Jeep® CherokeeはJeep® Wrangler（ラングラー）とJeep® Grand Cherokee（グランド チェロキー）の中間にあたるモデルということになる。

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