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2012.05.16

リアル・オーナーの マイJeep®自慢 VOL.6

「AQUA VILLAGE」オーナー
Jeep® Wrangler Unlimited Sahara 2009年モデル

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    西伊豆の海を一望する細い山道が毎日の通勤路。
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    あやうく崖下に転落しかけた!という鬼門の山道をぐんぐん登っていく。

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橋村さんの心を捉えた、ハンサムな四角いフェイス。傷だらけになりそうだったので、オーバーフェンダーのみ取り替えた。

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薪にウォータータンク、クーラーボックス、木炭。「業務用のクルマだから」、どれも日々使うものばかり。

Real styleでは「Lifestyle」で紹介している西伊豆のプライベートキャンプ場「AQUA VILLAGE(アクアヴィレッジ)」を主宰する橋村和徳さん。「キャンプ場でキャンプをすると窮屈だから」と、自分の理想とするキャンプスタイルを追い求め、ついにはキャンプ場を作ってしまったという行動派だ。

「テントはロープ内に張れとか、夜は9時に消灯とか。たくさんのキャンパーがキャンプをする場所では当然、ルールに縛られることになりますから」

だから理想の王国は「誰にも邪魔されないプライベートな空間」。自分の心に叶うロケーションを求めて、伊豆の海岸線を走り回った。観光客やサーファーの多い風光明媚な南伊豆を避け、ついに見つけたのが西伊豆の一角。そこでキャンプ場設立に取りかかって以来、彼の片腕として活躍するのが、Jeep® Wrangler(ラングラー)だ。

昔から四角いフェイスのクルマが大好きで、クルマ選びの条件はまず、顔が好みかどうか。加えて西伊豆のブッシュの中にもぐんぐん分け入る、そんなヘビーデューティーな使い方に耐えうること。つまり、Wranglerは理想のクルマだった。

「実は、免許を取った頃から憧れていたクルマでした。だからほとんどノーマルで乗っています。唯一、傷が目立たないようオーバーフェンダーだけはマットブラックに変えました」

自宅のある下田からキャンプ場のある西伊豆まで、仕事で使うことがほとんど。だから荷室には薪と鉈、選定用の大バサミ、長靴が定番で、キャンプ道具一式も欠かせない。傷もつくし、外装も内装も泥汚れがひどいけれど、そんな使い方を「味わい」に変えてくれるようなWranglerの精神に惚れ込んでいる。

小回りのきく軽自動車がメインストリームであるこの界隈で、Wranglerはひと際目を引く存在。キャンプ場にアクセスするため断崖絶壁の細い道を颯爽と走り抜けるこのクルマを、地元の人々は「橋村さんは進駐軍でクルマを買ったっけ」などと噂するらしい。

「進駐軍扱いはまだいい方で、逸話には事欠かないクルマです。買ったばかりの頃、まだ舗装されていない崖上の道にクルマを停めたら後輪の下の道が崩落してしまって。左後輪が完全に脱輪して右前輪が浮き上がっていました。無我夢中でクルマから飛び降りて右のドアを押さえましたけどね、周りの人は『転落するぞー』なんて叫んでいるんです。でも、どうしても手を離せなかったなあ。電柱を支点にロープで引っ張り上げようとしたら、今度は『電柱もってかれるぞー』。結局、ご近所さんが油圧ショベルを出してくれて、それで事なきを得ました」

自由と冒険のスピリットそのままに、今日も断崖を走り回るWrangler。これこそがこのクルマ本来のあり方である、そう納得させられる橋村さんの愛車だった。

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