異なるロケーションと演出で魅せるJeep×花火のエンターテイメント

静岡に続いて『Jeep HANABI 2020』が開催されたのは大阪。会場は大阪のベイエリアにさまざまなスポーツ＆レジャー施設をそろえる舞洲スポーツアイランドだ。こちらはアウトドア感の強かった静岡のスノーパークイエティとは異なり、大阪の中心部から近いこともあってシティ感の強いスポット。花火会場となった広大なアスファルトの敷地に200台超えのJeepがずらりと並ぶ光景は、まるでハリウッド映画に出てくる軍用基地のようなスケール感だった。

また花火の構成に関しても、大きな15玉を使った迫力のある花火がメインだった静岡の時と比べてここでは変化が。大阪では舞洲スポーツアイランドのロケーションに最も合った形を考慮して、小さな4号玉を使った動きのある演出の花火がメインに。ただしその分、球数は前回よりも多い3000発が夜空に打ち上がった！

この日は風が強く、事前に花火師の瀧村氏曰く「花火は法律上、10メートル以上の風速が10分間以上計測される場合には中止するというルールがあるため、それも考慮しての打ち上げになります」と語っていた。ただし結果的に花火は無事にすべて打ち上がり、加えて花火全体がまんべんなく視界に収まる見やすい花火となっていた。

そして『Jeep HANABI 2020』のラストの舞台は愛知県蒲郡市、全長600mにも及ぶ人工海浜＆緑地広場の大塚海浜緑地ラグーナビーチ。このスポットの魅力は何と言っても海！ 会場入りしたJeepオーナーたちは砂浜に愛車を乗り入れ、海×Jeepのマッチングを写真に収めていく。他の2会場とはまた違ったシチュエーションで見るJeep。海との相性の良さは、最近では昨年『BIKINI Edition』のラングラーとレネゲードがリリースされた時に感じた人も多いだろう。

「今回は大阪と同じく地元の花火業者さんに協力していただいたので、それらのところの玉と組み合わせて打ち上げます。静岡と同じ15玉まであるのですが、静岡より少し距離があるので見え方は変わってきますね。私たちとしてもこのロケーションがかなり良かったので、ここで開催するために粘り強く交渉してなんとか場所を抑えることができました。砂浜でもスタックすることもなさそうですし、その辺りはJeepのクルマなので心配はないでしょうね」（瀧村氏）

海と花火とJeepという三拍子が揃った眺めはまるで夏かと勘違いしてしまうほどで、どの画を切り取っても美しいポストカードのよう。参加しているオーナーたちから「まさか砂浜から見られると思わなかった！」「迫力がすごい！」といった声が聞こえ、あるお母さんは子どもに「また来年もみんなで見たいね」と話しかけていた。

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