【Jeep×星野リゾート】 “信州の贅沢な田舎体感”をとことん満喫──グランドチェロキーで行く『界 アルプス』
エントランスをくぐり、出迎えてくれるのは雁木造の建物と、ふたつの敷地に挟まれた参道。どこか懐かしい宿場町の情景とゆったりと流れる時間の中で、「信州の贅沢な田舎体感」を満喫する。ロングドライブでの快適性を発揮するJeep グランドチェロキーに乗り、長野県の『界アルプス』へ。
日本全国にさまざまな趣向を凝らしたリゾートホテル、温泉旅館、都市観光ホテルなどを展開する『星野リゾート』。旅行好きにとって星野リゾートが展開する日本全国の施設は、一度は訪れてみたいと思わせてくれる場所ばかりで、RealStyleにおいても過去に『星野リゾート リゾナーレトマム』『星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳』『星のや富士』などにJeepで訪れ、その魅力をお伝えしてきた。今回、ロングドライブでの快適性を発揮するグランドチェロキーで訪れたのは、北アルプスの麓・長野県大町市にある『界 アルプス』。ご当地の魅力に出会える『界』の中でも、『界 アルプス』で味わえる「信州の贅沢な田舎体感」とは?
新型グランドチェロキーの快適ドライブで北アルプスの麓へ
界ブランドは「王道なのにあたらしい。」をテーマにご当地の魅力を楽しめる上質な温泉旅館で、現在は全国で22施設を展開中。絶景とともに現代に合う湯治を提案する「温泉」、歴史・名産品などが彩る“ご当地部屋”と伝統工芸や芸能に親しむ“ご当地楽”で地域文化に浸る「ご当地体験」、名物食材を使った郷土料理でもてなす「日本旅会席」という3つのこだわりをベースに、地域ごとの特色を織り交ぜている。
その中で『界 アルプス』は、信州らしい田園風景や田舎独特のゆったりと流れる時間の中で、コンセプトとして掲げる「信州の贅沢な田舎体感」を存分に味わうことができるという温泉旅館だ。
今回、都内から『界 アルプス』のある長野県大町市まで旅のお供をしたのは、『ジープ グランドチェロキー(Jeep Grand Cherokee)』。同モデルは2022年に新型が発表され、まず日本導入が決まったのは3列シートのロングボディを表す“L”を冠する2車種で、『ジープ グランドチェロキー L リミテッド(Jeep Grand Cherokee L Limited)』と、『ジープ グランドチェロキー L サミットリザーブ(Jeep Grand Cherokee L Summit Reserve)』。エンジンはどちらも3.6LのV型6気筒DOHCを搭載している。
そして3列シート仕様のLに続いて、2022年10月に2列シート仕様・標準ボディが国内で発表され、4xe(フォーバイイー)モデルが上陸。エンジンは直列4気筒DOHCターボを採用し、63psと145psの2つの電気モーターによって約53kmの走行が可能で、外部からも充電できるPHEVとなった。
Jeepで長きにわたって愛されるフラッグシップモデルが、路面状況に応じた走行モードを選択できるトラクションコントロールシステム「セレクテレイン™システム」や、悪路では車高を上げて走破性をアップ&乗り降りや積み下ろしの際は車高を下げて負担を軽減する「クォドラリフト™エアサスペンション(※Summit Reserveのみ)」など、次世代テクノロジーを搭載。室内空間の快適でハイエンドなインテリアも相まって長距離移動に適しており、今回のようなラグジュアリーな旅を走行面でも演出してくれる。
都内から新型グランドチェロキーに乗り、約3時間の快適ドライブを経て、いよいよ『界 アルプス』に到着。入り口を通って目に留まったのは、左右に連なる特徴的な造りの建物だ。こちらは“雁木造”と呼ばれるこの地域特有の建築様式。連なった家々が歩道まで軒を伸ばした歩廊を設けることによって、東北や信越といった日本海側地域の積雪期においても、通りを往来できるように生み出されたという。
その雁木造の建物とふたつの敷地に挟まれた参道に立ち、たっぷり空気を吸い込み深呼吸すると、感じるのは夏の日差しの中で通り抜ける涼やかな風と、ゆったりとした時間の流れ。すでに都会とは違う感覚に身を包まれ、これから始まる「信州の贅沢な田舎体感」への期待値が自然と高まっていった。
信州の魅力を伝える“ご当地楽”と名産品が彩る“ご当地部屋”
到着してまず一行を出迎えてくれたのは、星野リゾートが全国に展開しているさまざまなブランドの施設での勤務経験を経て、約1年半前から『界 アルプス』の総支配人を務めている北原絵里世氏。
「アクティビティを楽しめる自然が周辺にたくさんありますので、それらを目的のひとつとしていらっしゃるお客様が多いです。夏は黒部ダムの観光が人気なので立山黒部アルペンルートや、北アルプスの雪解け水がきれいなので安曇野のわさび農園などが人気。冬はやはり白馬でスキーを楽しまれる方が多いですね」
そういった四季を通じた自然の中でのアクティビティを存分に楽しんだあとに、とことんゆっくり過ごせる温泉旅館が『界 アルプス』で、時間帯ごとにこの土地ならではの“おもてなし”を用意している。
到着してチェックインを済ませ、参道に出て歩を進めると、左手に見えたのが“囲炉裏”。『界 アルプス』は2017年にリニューアルオープンしているが、それ以前からずっとこの場所にある唯一の名残がこの囲炉裏で、午後3時から5時の時間帯には小麦を使って作る信州名物の“おやき”を宿泊客に提供している。
そのおやきで小腹を満たしたら、地域色を感じる“ご当地部屋”へ。離れに向かう途中の通りには、涼やかな音色の風鈴が並んでいる。こちらも『界』ならではの演出で、夏の間は21通りの音色で涼を楽しむ「界のご当地風鈴オーケストラ」が登場。こちらで使われている短冊は、長野県大町市の伝統工芸・松崎和紙だ。
そして小川が流れる開放的な中庭を抜けると、宿泊する離れのお部屋に到着。『界 アルプス』では“信濃もてなしの間”として、地元のきりえ作家・柳沢京子氏によるアートフレームや、伝統工芸の松崎和紙で作られた行灯などで彩られた懐かしさと落ち着きを感じるお部屋が自慢。1Fは四季折々の景色の中庭を眺めながらリラックスできる空間となっており、夜は薪ストーブの火を囲みながら語らう場となるのだった。
露天風呂、会席料理、〆の囲炉裏の燗酒で贅沢な田舎体感を
取り急ぎ荷物を置いたら、早速ではあるが疲れた体を癒やしに、宿の大きな魅力のひとつである大浴場へ。北アルプスの麓に湧く秘湯から引いた湯を楽しめるこちらの大浴場には、カラマツの林に囲まれた開放的な景色の露天風呂をご用意。湯に浸かりながら、眼前に広がる景色を眺めることで目も癒やしてくれる。
界ブランドでは温泉の入浴方法や湯上がり処でのくつろぎ方を、“うるはし現代湯治”と名づけて提案。『界 アルプス』においても、1泊2日で体験できるうるはし現代湯治を実施しており、入浴前後のドリンクやデジタルストレスケアマッサージ、現代湯治ウォーキングなどがメニューに盛り込まれている。
温泉に隣接した湯上がり処では、夏の季節には「至福の湯上がりビールセット(1日5セット限定)」なども提供しているため、そちらを利用すれば湯涼みの時間がさらに贅沢なものになるだろう。
そしていよいよ、お楽しみの夕食の時間。『界 アルプス』では、信州の旬の食材を取り入れた豪華な会席料理を味わうことができる。先付けのローストビーフに始まり、鰻と山芋の煮物椀、彩り豊かな八寸の宝楽盛りやお造り、鱧やたたき海老の揚げ物と、信州自慢の食材による趣向を凝らした料理が続く。
そして、夏秋の特別会席として用意された台の物が、この地域で古くから伝わる“鍬焼き”だ。農具の鍬を使って料理をしたのが始まりとされる鍬焼きでは、牛と鶏と野菜を豪快に焼いて味噌だれにつけ、白飯と留椀とともにいただく。ラストの甘味の林檎シャーベットのころには、お腹も心もとことん満たされていた。
食事処を出て、このまま寝床の離れに戻る──のではなく、『界 アルプス』に訪れたのなら、眠りにつく前にぜひ寄り道してほしいスポットがある。それが先ほども訪れた囲炉裏。こちらでは午後7時から9時15分の間に、囲炉裏を囲んでのディープな田舎体験として“燗酒”のおもてなしが醍醐味となっている。
信州ならではのご当地楽。どこか懐かしさを感じる空間の中で囲炉裏の火を囲み、宿の案内人から信州の昔話を聞きながら、ゆったりと燗酒を味わう。その体験は、贅沢な1日の〆にふさわしいものだった。
体験として楽しみたい、体験自体に価値をおいて過ごしたい
翌朝。『界 アルプス』での2日目は、山登りやスキーの動きをイメージしているという“アルプス体操”を中庭で行ってスタートした。じっくり身体を目覚めさせ、続いて囲炉裏のスペースで待っていたのは“おめざがゆ”。梅と漬物のアクセントがちょうどよく、空っぽの胃にやさしい味わいが沁みわたっていく。
しっかりと身体が目覚めたところで朝食へ。『界』は地域色を感じる食材や調理法でご当地朝食を提供しており、『界 アルプス』では「塩の道朝食」の和食膳をいただく。鶏とおからのつくね厚揚げと餡かけの蓋物、野沢菜納豆かけなどの小鉢、干し大根玉子とじの卵料理、焼鮭と豚味噌漬けの焼き物、そして白飯と茸と鶏の味噌汁という大満足の朝ごはん。ご当地ジュースは喉も気分もスッキリさせる。
お腹が満たされたらクルマに乗ってアクティビティに繰り出すもよし、近隣の観光スポットに足を運ぶもよし。ただし本当の贅沢は、朝食のあとに部屋に戻り、窓から差し込む日差しを浴びながら、本を読んだり考え事をしたりしながらうとうと昼寝をすること──そう思える空間と時間が『界 アルプス』にはあった。
「こちらにいらっしゃるお客様の特徴としては好奇心旺盛で、ただお金を使って贅沢にではなく、ご当地のディープな魅力を体験として楽しみたい、体験自体に価値をおいて過ごしたいという方が多いです。それに対して私たちは『界 アルプス』を通して『信州の贅沢な田舎体感』を表現しているので、“また帰ってきてください”という想いを込めていつもお見送りをしています。都内では味わえない癒やしの時間を心の拠り所にしていただいて、また日々に疲れたらぜひ、『界 アルプス』に帰ってきてほしいですね」
日常から非日常へ。Jeepで心を鎮める癒やしの体験を求めて
星野リゾートとJeepは、“宿泊(ホテル)”と“移動(クルマ)”を通して“体験”を提供しており、その体験というキーワードひとつとっても、互いのブランドに類似点は多い。日本初のグランピングリゾートとして2015年に『星のや富士』が開業した際、お客様を施設内に送迎するための車両としてJeepを選んだという話も有名で、星野リゾート代表の星野佳路氏は移動を“日常から非日常のトランスファー”と呼んでいた。
好奇心旺盛で、常に新しいものを探して日本中をJeepで走破するオーナーは、アウトドアでの心を揺さぶる刺激的な体験と同等に、心を鎮める癒やしの体験を求めている方も多いのではないだろうか。ぜひJeepの“Go Anywhere, Do Anything.(どこでも行ける、何でもできる)”というブランドスローガンに繋がるあなたの旅程の中に、今回の『界 アルプス』のような郷愁を誘う贅沢な田舎旅を盛り込んでみてほしい。
【Information】
界 アルプス
住所:〒398‐0001長野県大町市平2884-26
予約TEL:050-3134-8092(9:30〜18:00)
URL:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaialps/
【Information】
Jeep Grand Cherokee Real Sophisticated Adventure
ご成約プレゼント 「界」宿泊券
実施期間:2023年8月1日〜9月末までにご成約かつご登録分
対象モデル: Grand Cherokee / Grand Cherokee L
Jeepの最高峰モデルで行きたい星野リゾートの温泉旅館「界」の宿泊券。
対象モデルをご成約かつご登録いただいた先着50名様にプレゼント。
プラン:1泊2日(2名様)夕食・朝食付き
宿泊先:全国の「界」21施設からお選びいただけます
利用期間:2023年10月1日〜2024年4月30日
除外日:休館日、2023年12月29日〜2024年1月3日、2024年4月27日〜4月29日
星野リゾートの温泉旅館「界」
日本旅を演出する
「王道なのに、あたらしい。」温泉旅館。
火山立国日本が育んだ温泉文化を現代的にアレンジした進化する日本旅館。四季を映し、和の趣を大切にしながら創り出す快適な空間は、現代の生活にあった心地よさを持ちます。和食のコースメニュー「日本旅会席」は、ご当地の旬の魅力に出会う瞬間です。
Text:ラスカル(NaNo.works)
Photos:濱上 英翔