富士山を望む贅沢なグランピング体験 ー藤乃煌 富士御殿場 FUJINOKIRAMEKIー
エグゼクティブ・フィールド・ディレクターに聞く、『藤乃煌』に込めた想い
また、この施設のもうひとつの特徴は、愛犬用のドッグランを併設した『ドッグキャビン』が1棟、車いすの利用者や老人にも優しいユニバーサルデザインを採用した『ユニバーサルキャビン』が2棟用意されていること。ここには利用スタイルや年齢を問わず「この施設が多くの人々のアウトドアへの入り口になってほしい」という思いが込められている。エグゼクティブ・フィールド・ディレクターの山内遥介氏に、この施設にかける想いを聞いた。
「グランピング施設を企画する際、初めに自分たちの理想形を思い描き、まずは土地探しからはじめました。その中でこの地を見つけたのですが、すそ野まで綺麗に富士山が見られる場所はなかなかないので、僕自身初めてきたときはその眺望に驚きました。現在20棟ある客室はすべて富士山ビューになっていますが、実は当初の設計では、客室すべてが富士山を向いているわけではなかったのですよ。色々な方にご協力いただいて、今のレイアウトが実現しました。富士山は時間帯や天候、季節によって、365 日表情が毎日変わりますので、いつお泊り頂いても唯一無二の体験になります。また、都心のお子さんは焚火に触れる機会が少ないので、ここでの体験が唯一無二になるかもしれません。予約状況を見ても3世代の方や女性グループ、カップルなど、利用される方は様々です。海外の方も含めて、色々な方が来てくださると嬉しいです」
「ホテル業を主にしている藤田観光の中から、私も含めてアウトドア好きのスタッフが藤乃煌に集まり、キャビン内の小物に至るまで、こだわりを持ってセレクトしました。想いがある人間が作った施設ですので、いらっしゃる方々にしっかりとアウトドア体験をしていただき、そこから、キャンプに行こう、登山に行こうなど、他のアウトドアへの興味も広がっていくような、都会とアウトドアの橋渡しができたら嬉しいです。春は桜が咲きますし、冬はすそ野まで真っ白になる富士山が見られます。地域の魅力や、更に日本の魅力を発信することで、訪れる方々に新しいアウトドアの楽しみ方を知っていただく機会になればと思っています」
ウッドデッキで堪能する、地元食材をふんだんに使った絶品グルメ。
日中の風景を満喫したら、夜の楽しみはキャビンのウッドデッキで提供されるコース形式の豪華な食事。前菜は富士宮マッシュルームなど彩野菜をアンチョビディップで食べるサラダや身が口の中でとろける富士宮紅富士鱒とマスカルポーネチーズのカナッペなど地元静岡産の食材をふんだんに使ったメニュー。富士湧水ポークベーコンを使った魚介スープも旬の新たまねぎがまるまる一個使われた具沢山の一品で、スープや具材に魚介の旨みがぎゅっと凝縮された濃厚な味わいが楽しめる。食の面でも富士の恵みをたっぷりと満喫できるのだ。
メインディッシュはハーブで仕上げた丸鶏のローストや静岡県産の牛ロース肉を使ったステーキ。霜降りの静岡産牛ステーキは贅沢な厚切りで、ウッドデッキのグリルで焼き上げると噛み応え抜群の肉質とジュワっと溢れる肉汁がたまらない。ローズマリーの香りが食欲をそそる丸鶏のローストはパリッとした皮とほろりとした柔らかな身が楽しめる一品だ。
デザートにはグリルで仕上げる果物入りのカスタードプディング、クラフティを。焚火台でマシュマロをあぶってコーヒーとともに楽しむのもいい。
晴れた日の夜には頭上いっぱいに星空が広がり、天然のプラネタリウムが顔を出す。季節によって異なる姿を見せてくれる富士山を筆頭に、地元ならではの自然が生み出す様々な景色を眺めているうちに、忙しない日常を忘れ、心も体も癒されていることだろう。ゴールデンウィークをはじめとするこれからのレジャー候補に、ぜひ加えてみてはいかがだろうか。
今回使用したクルマ
Jeep® フリーコール 0120-712-812
www.jeep-japan.com
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Text:Jin Sugiyama
Photos:大石 隼土