【Jeep®と向かう冬のショートトリップ】中滝アートヴィレッジでのキャンプは、楽しみ方が無限大の大人スタイル。
まず手がけたのは『Studio house』という施設。30〜50人程度収容できる宿泊施設になっていて、DJブースとバーカウンターも備えている。音響施設もある。身内を集めたホームパーティやウェディングパーティ、またはお客さんを呼ぶような本格的なイベントなども開催可能だ。
このような施設が大小さまざまある。もちろん個人利用も可能だし、数十人、数百人でも対応できる。つまり、どのようにこの施設を楽しむのかは、ユーザー次第なのだ。キャンプの延長のような形としてファミリーでキャビンに宿泊してももちろん楽しめるが、せっかくなら何かクリエイティビティを発揮したい。大きな野外スクリーンもあるので映画鑑賞会もできるし、クラブイベントやヨガイベントだって構わない。その可能性は、無限大だ。
すでに設定されている“何か”を享受するのではなく、みずからクリエイトしていく。これからの大人の遊び方を突きつけられているようだ。遊び場は、自分たちでつくったほうが断然楽しい。それが自然のなかとなれば、なおさらだ。
これこそ中滝“アート”ヴィレッジと、名前にアートという言葉が入っているゆえんではないか。もともと初期に集まってきたのはアーティストたち。ここに集まり、ものづくりをし、交流して、次の創造へと向かっていく。
だからヴィレッジ内のアチコチでみられるサイン看板や装飾などは、とてもアーティスティックだ。ただ高級趣向だけのそれとは大きく異なる。それはむしろ、現代のライフスタイルの変容を受け入れてくれるものだと思う。よりナチュラルに、より自分らしく。お金を払えば、何でもしてくれる社会性とは、方向性を異にする。誤解を恐れずにいえば、ここには箱とすばらしい自然しかない。でもそれがあれば必要十分じゃないのか。そのハードを生かすも殺すも自分のアイデア次第。今度は、この『Jeep® Cherokee Longitude』にサーフボードを積んで、いすみのポイントとセットで訪れるのもいいかもしれない。
Edit & Text: Tomohiro Okusa
Photos: Ryugo Saito