女優・太田莉菜さんが表現活動を行う上で大切にしていることとは?【ON AIR NOTES】
モデル・女優として活躍する太田莉菜さんの原点とは?
毎月最終日曜日の22:00よりお届けしております、ラジオ番組『Jeep® CREATIVE GARAGE』on J-WAVE 81.3FM!この番組では都会的でクリエイティブな人々が集まり、モノやコトのはじまりをひも解きながら、現代のスタンダードを発信しています。
ナビゲーターを務めるのは、AKOさん、ウェブマガジン『フイナム』編集長の小牟田亮さん。
第7回目のゲストは、女優の太田莉菜さんです!
>>パソコンやスマホでラジオが聴けるサービス「ラジコ(radiko)」を使えば、リアルタイムはもちろん、タイムフリー機能で自分の好きな時間に聴くことも可能です。
“ON AIR NOTES”
2017.10.29 [Sun] 22:00-22:54 OA
太田莉菜さんのマイ・スタンダード・ナンバーは、
Talk About The Blues / John spencer Blues Explosion でした。
■小さいころの憧れ
「幼少期、家に帰宅するとマドンナとマイケル・ジャクソンのライブツアーのビデオが交互に流れていました。教育テレビやアニメではなく、ずっとその二人の映像をみていたのがすごく記憶に残っていて、両親の影響でもありますが、音楽を好きになったり、エンターテイメントってすごいんだなってことを感じるきっかけになりました」
■初めてのライブ体験は「ザ・リバティーンズ」
「自分でチケットを入手して行ったライブは15歳の時にすごく好きだった「ザ・リバティーンズ」というイギリスのロックバンド。チケットは売り切れていたのですが、CDを2枚購入してその中に封入されているハガキと応募券をくっつけて応募すると10名にライブが当たるというキャンペーンを知り、すがるような思いで応募したら当選したんです。思いが伝わったー!って感じで、余計嬉しかったですね。当日は大人が多くてすごく緊張して、どんな格好をしていけばいいかもわからなかったですけど、学校帰りだったので、制服と私服をもって見に行きました。当時の記憶は鮮明に覚えています」
■モデルになったきっかけ
「これも抽選の話に似ていて中学2年生の時、『ニコラ』や『ピチレモン』といったティーン雑誌が流行っていて、それまで「ちゃお」のような漫画雑誌しか読んでなかったので、ちょっとドキドキしながら眺めていたんです。ある日『ニコラ』にモデル募集の応募用紙がついていることに気付いて、直感的に「なんかいけるかも」って思って、締め切り前日に写真を準備して応募してみたんです。全身の写真は一人では撮れなかったので、家にあった、瓜をもった写真を貼って(笑)。そしてしばらくしたら電話で「二次オーディションに受かったから東京にきてください」といわれて、そこで初めて両親に報告しました。モデルの仕事をしたかったとか憧れていたというわけではなく、直感的に飛び込んだのがきっかけですね」
■女優デビューは映画「69 sixty nine」
「ヒロイン役を当時のプロデューサーさんと監督が探されていて、確か「mini」の表紙か何かを見て声をかけてくださったそう。オーディションの後、合格しましたという話があって、びっくりしました。来たチャンスは逃さないようにと意気込んでいましたが、現場では怒られまくって、心がへし折られましたね。当時は、人前で厳しく言われて、羞恥心もあったし、言われっぱなしで実力も無いのがすごく悔しかったです。その時は、もう女優はいいですってはっきり言っちゃうくらい。でも、後々その経験があったおかげでやっぱやりたいって思えたんです。できないことがバネになって、挑戦したいしいろんな人と会いたいって思うようになりました」
■表現を考える上で大切にしている「リアル」と「リアリティ」の違い
「自分の中の定義ですけど、リアルっていうのはいわゆる生活しているそのまんま。リアリティっていうのはそこに嘘があってもいいから、表現を通じて真実を伝えることだと思います。
例えば朝起きてから、会社に行って帰宅して寝るまでをすべて写したからといって何かが見えたり、面白いわけではないですよね。だけど映画やドラマで、たった1シーンでもリアリティのあるものが切り取れたら、それは作品になります。
作品は基本嘘ですから、そこにいかに真実味を持たせるか。その一瞬によって人が共感できるものを込めることができるか、というのが自分のテーマなのかなと思います。モデルにしてもお芝居にしても、自分の表現を考える上で、そのことはずっと頭の中にありますね」
■クルマとの付き合い方
「運転が好きで、突発的に車に乗ってふらっと出かけることが多いです。あと、好きなアーティストの方が地方でライブする時は、車でそこまで行って、一泊プチ旅行的なことをしたりもします」
■Jeep®の印象
「人に例えると、気がよくてやさしくて、たくましいお兄さん。困ったら助けてくれて、片腕で担ぎ上げてくれる感じ。最初に免許をとって初めて乗った車も四駆の大きい車だったんです。自分を守ってくれる感じがして、安心感がありますよね。Jeep®に実際乗ってみた感想としては、スムーズで乗り心地が優しくてよかったですね。無骨な感じが好きなのと、大きいけれど顔が優しいなと思います。JEEP○Rは安心してだれでも受け入れてくれる感じがします」
■心に残っている、父からの言葉
「15,6歳の時に言われた父からの言葉なんですが、自分の仕事の話をずっとしていたら「自分がいる世界をすべてだと思わないでくれ。一歩外にでたら違う世界があって、必ずしもそこにいる人はあなたに興味があるわけではないから、それをしっかり理解したほうがいい」といわれてすごく印象に残っています。
「自分がいい仕事をしていると思うなら、それが魅力的に見えるように表現するべき」だって。いまでも、改めて自分を考えたりする時にすごく大事な考え方だなと思います」
ラジオ番組と連動し、太田莉菜さんの「原点と今」についてより深く掘り下げた特集記事「My Jeep®, My Life」を当サイトにて同時に公開しています。ジープに乗って、「中村キースヘリング美術館」や箱根を巡りつつ、お話を伺いました。ぜひ、音声とあわせて特集記事もお楽しみください。
Jeep® CREATIVE GARAGE
毎月最終日曜日 22:00~22:54
ナビゲーター:AKO・小牟田亮(フイナム編集長)
J-WAVE 81.3FM「Jeep® CREATIVE GARAGE」
www.j-wave.co.jp/original/creativegarage/
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