NOS恵比寿にて開催された<Jeep® Presents “The Real Music Week” vol.1>の模様をレポート!
大迫力のライブペイントとグルーヴィなDJプレイが感性に刺激を与え、人と人を繋げる夜。
6月5日(水)に<Jeep® Presents “The Real Music Show” vol.1>と銘打ち、TOKYO NO.1 SOUL SET、田島貴男(ORIGINAL LOVE)、ペトロールズによる音楽ファン垂涎のスリーマンライブを渋谷O-eastにて開催し、一夜限りの感動体験を創出した、Jeep®発の音楽プロジェクト<Real Music>。時を同じくして6月5日(水)から12日(水)にかけては、NOS恵比寿では<Jeep® Presents “The Real Music Week” vol.1>が開催された。
<The Real Music Week>とは<Real Music>というフィルターを通し、美味しい料理とお酒とともに、様々なシーンで活躍中のアーティストの作品を鑑賞することで、Jeepオーナーを含めたJeep®ファンとJeep®ビギナーに気軽に交流してもらうためのスペシャル・ウィーク。今回は2日目にあたる6月6日(木)に実施された<ワンデイ・イベント>のレポートをお届けする。
音楽とアートカルチャーの発信地として知られるNOS恵比寿は、新進気鋭のアーティストの作品展示を手掛けたり、良質な音楽イベントを企画したりと、アンテナ感度の高い人々や独自の世界観を持つ人々が交流するハブとして話題に絶えない。<The Real Music Week>のコンセプトとマッチした、常に新しい価値観に触れることのできるスポットだ。
平日にもかかわらず、フロアは多くの来場者の姿で賑わった。DJには、音楽をこよなく愛し、仕事に遊びと充実したライフスタイルを過ごす各界のアイコンが集まり、グルーヴィなラウンジミュージックをセレクト。柔軟な音楽性と確かな経験に裏付けられたプレイで、フロアに華を添えてくれた。
そして当日のメインイベントは、国内外問わず高い人気を誇るペインターであり、<Real Music>のアートワークを手掛けてくれたDragon76と、「生活空間との共存」をテーマに内装壁画をメインとした制作活動を行うMHAKによるライブペイント・セッションだ。この日が初めての競演となったボーダレスに活躍する二人によるセッションは、パフォーマンス開始から早くも多くの来場者が詰め寄り、大きな注目を集めていた。
まずは、Dragon76が大きなキャンバスにモチーフを描き始める。先日のインタビューで大のJeep®ファンであることを明かしてくれた彼が描くのは、アウトドア、ハイウェイ、街乗りにと、オールマイティに対応する車種として評価の高いCompassだ。力強さと流麗な美しさを融合したアーバンなフォルムのCompassは、どんな道でもパワフルかつ滑らかに走行してくれる頼もしい存在。来たる7月13日(土)には、Jeep®ファン待望の新型Compassのデビューが決まり、4×4がラインナップ入りすることとなった。これまで以上に生活のパートナーとして活躍してくれることは間違いない。
グルーヴィな音楽に合わせて、テンポよくDragon76がボディの輪郭を仕上げたところでMHAKが合流し、アーバンかつワイルドなCompassにマッチしたアブストラクトな背景を作り始める。ここからセッションは佳境を迎え、お互いの呼吸や間合いを確かめ合いながら、ダイナミックに繰り広げられていく。二人のパフォーマンスは、まさに躍動感に溢れるJeep®のイメージそのものだ。
5時間以上に及ぶパフォーマンスの末に作品が完成すると、フロアはこの日一番の盛り上がりに沸く。お披露目されたCompassの絵は、今にもキャンバスから飛び出して夜の街を駆け回りそうなほどに力強く、Jeep®ファンだけでなく、Jeep®ビギナーにも鮮烈なインパクトを与える見事なビジュアルに仕上がった。
ライブペイント・セッションを終えたDRAGON76とMHAKのコメント
DRAGON76
今回はCompassを描くというお題を、どう二人で料理するかがポイントでした。僕は黒い車をグレースケールで描いて、MHAKがカラーで背景を描く。その対比で背景も含めた一つのビジュアルを作れたら面白いなと思っていましたし、グラフィックに近い感じのカチッとした線で車を描いて、それをライブペインティングみたいな仕上がりにすることを心掛けましたね。苦労したのは、タイヤの丸みとか車の奥行き感ですね。特に奥行きのバランスが変わると軽自動車みたいになってしまうし、逆に大き過ぎてもあかんから、ちょうど良いバランスを探りました。ライブペインティングは、フィニッシュの見極めが難しいんですよ。これ以上やると何時間も終わらへんとか、ここで終わると物足らへんとか、その境目があるんです。ディテールを詰めたい部分もあったけど、一番良いテンションのまま終わるのがライブペインティングの醍醐味ですね。
MHAK
今日はバックグラウンドに徹して、オレンジと黄色と黒の三色しか使いませんでした。僕のJeep®のイメージが迷彩だから、最初はもろに迷彩を描こうと思っていたんですけど、ポップがテーマとしてあったので、自分なりのチョイスでポップになるように心掛けました。ポップといっても、分かりやすくピンクとか赤は使いたくなかったから、敢えてこの色合いですね。セッションだと、一人が終わってもう一人が全然終わらないことがあるんですけど、僕もDRAGONくんも丁度良いタイミングで「そろそろ終わります?」みたいな感じに今日はピッタリだったと思います。
五感に心地よい刺激を与える現場から生まれる自由なクリエイティビティと、人と人との繋がり。それこそ<Real Music>が伝えていきたい世界観だ。次回のイベント開催は8月を予定。今度はまた、どのような感動体験が創出されるのだろう。<Real Music>への期待は高まるばかりだ。