【Jeep photography】#2 フォトグラファー・安井宏充が撮る“非日常とグランドチェロキー”
フォトセッション企画・第2弾。クルマやファッションなどの雑誌や広告、さらにSUPER GTや海外のモータースポーツの撮影も手掛けるフォトグラファー・安井宏充氏が、非日常の中でグランドチェロキーを切り取る。
Jeepと共にあるライフスタイルが多種多様なら、オーナーたちの目に映る姿もまた千差万別。そのフィルターを通して捉えたJeepには、相棒への想い入れや、偏愛に近いこだわりが色濃く反映されているだろう。【Jeep photography】では、さまざまな表情を見せるJeepを、プロのフォトグラファーが自由に撮影したフォトセッションをお届けする。その第2回目は、クルマやファッションの雑誌や広告、SUPER GTといった国内外のモータースポーツの撮影も手掛けるフォトグラファー・安井宏充氏が、『ジープ グランドチェロキー サミットリザーブ フォーバイイー(Jeep Grand Cherokee Summit Reserve 4xe)』をレンズに収めた。
ラグジュアリーとワイルドが交差。非日常にJeepがある風景
「グランドチェロキーは街乗りのアーバンな雰囲気で撮られることが多い印象なので、今回はあえて山や海に行って撮ろうかなとも思いましたが、最終的に選んだのは“都会っぽさがありつつも、あまり知らない東京”。非日常の中で、グランドチェロキーのラグジュアリーさとのギャップも意識して全体的に撮影しました」
Jeepに限らずクルマ愛好家は、モーターマガジンやクルマを題材にした企画のファッション誌などのクレジットで、“安井宏充”の名を見たことがあるのではないだろうか。安井氏は幅広いジャンルの写真を手掛けているフォトグラファーだが、その中でもクルマを撮影することに懸ける情熱は群を抜いている。
RealStyleにおいても、これまで数々の企画で撮影を担当し、フォトコンテストで審査員を務めたこともある。そんな安井氏がグランドチェロキーと邂逅し、フォトセッションの舞台に選んだのは“非日常”だった。
「コンテナがあるスポットは、レンボーブリッジの近くの埠頭です。普段乗っていて入らないような、ドラマや映画に出てきそうな、非日常の中にいるグランドチェロキーがテーマ。それによって、イメージとしてあるラグジュアリーさとのギャップを表現しました。ただ実際に撮ってみると、違和感はなかったですね。それはグランドチェロキーがラグジュアリーさの内側に、Jeep本来のワイルドさも併せ持っているからでしょう」
続くシーンでは、レインボーブリッジを背景に、水溜りの水面が鏡となってグランドチェロキーが写り込む。
「ひとつの演出として、水溜りがあると、それを生かしてクルマを撮影したくなりますね。このシーンの撮影では、水面の反射でグランドチェロキーの艶感がより出ているかと思います。あとこの撮影で意識したのは、水面を多く見せること。画面の半分は水面にして、映り込んでいるクルマと景色を入れるイメージでした」
そしてグランドチェロキーが迷い込んだのか、それとも辿り着いたのか──降り立った先は、地面に草が生い茂り、土と砂利が盛り上がる、国すらもわからぬようなオフロード。空には飛行機が舞っている。
「どこか普段の生活から切り離したいというか、いつもとは別の空間のように見せかった。その意味でこの採石場のようなスポットは工事などで常に風景が変わっていく場所で、オフロード感がありつつも、海の向こうには都会が見える。撮りながらテンションが上がって、斜面を登ったりもしました。実際、グランドチェロキーがこういう場所に来ることは少ないのかもしれないですけど、想像力が膨らむ画を意識して撮りました」
多種多様なクルマ、そして数々のJeepを撮影してきた安井氏にも、新たな発見や気づきをもたらす今回のフォトセッション。その写真はテクニックの必要性だけではなく、マインドの大切さも教えてくれる。
「グランドチェロキーを改めて運転もしつつ撮影をしましたが、車体は大きいですけどそれを感じさせない乗り心地の良さを感じましたし、ヴィジュアル面では街でも自然でも似合うクルマだなと感じました。グランドチェロキーはもちろん、Jeepというクルマ自体がボディに迫力があるので、印象的なモチーフや背景を入れ込んで撮ると世界観が出しやすいですし、“Jeepのある風景”を切り取れると思います。個人的には今後、Jeepがオフロードで砂を巻き上げて疾走しているような、アクション感のある写真も撮ってみたいですね」
グランドチェロキーが非日常へ飛び込み、確かな存在感を放ち、静かに躍動する写真群。
安井氏の撮った写真を眺めていると、Jeepの「Go Anywhere, Do Anything.(どこでも行ける、何でもできる)」というスローガンにも共鳴する可能性を感じた。そして“Jeepのある風景”を写真に収めたいという気持ちは、すべてのオーナーに共通するだろう。今回の安井氏のフォトセッションに触発されたら、あなた自身のJeepをお気に入りのスポットへ走らせ、「最高の一枚」をレンズに収めよう。
※撮影は許諾を得て実施しております。
今回使用したクルマ
『ジープ グランドチェロキー サミットリザーブ フォーバイイー(Jeep Grand Cherokee Summit Reserve 4xe)』
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Text:ラスカル(NaNo.works)
Photos:安井 宏充(Weekend.)