毎日のビタミン不足をおいしく補う こだわりのフルーツジューススタンド
通勤やドライブついでに
季節のフルーツをジュースでいただく贅沢
2010年くらいからスペシャリティコーヒーを扱ったコーヒースタンドや、本格的なイタリア料理を提供するスタンディングのワインバーなど、スタイリッシュな “スタンド形式” のショップが続々オープンしている。カジュアルな空間で高級店に負けない “本物” を提供する、というのがその共通スタイルだ。
恵比寿にはこだわりの野菜やフルーツを絞ったフレッシュジュース専門のジューススタンドが登場。絞りたてのジュースはおいしいだけではなく、”酵素” を生きたまま体に取り込むことができるのでアンチエイジングにも効果大と、ヘルスコンシャスなビジネス層からも大注目されている。
小さなブルータイルで彩られたカウンターや、廃材などを使ったウッドベースの内装、そしてオープンエアの店内は解放感たっぷり。実はこの店、岡山を拠点にベーカリーやカフェ、自然食品店を展開する「The Market」が手がける老舗ジューススタンドバー「マルゴデリ」の姉妹店。
恵比寿店のオーナーである橋本和美さんは、ヘンプなどの素材を使った、環境にやさしい衣類や小物を扱うショップ「juzu」の経営者にも携わっている。仕事を通じて岡山の「マルゴデリ」と出合い、”おいしくて安全なものを、スタイルのある空間で提供する”、というスタイルに共感し、恵比寿店をオープンすることになった。
「食品添加物が入った食料品が世の中に氾濫しているなか、安心安全な食材で作られた、誰もが “おいしい” と思うものを提供していきたい。ジュースはそういった意味でも手軽に誰でもが楽しめるもの。内装も環境にやさしい素材を使いながらもストイックになりすぎず、気軽に立ち寄れるようにナチュラルな雰囲気を大事にしました」と橋本さん。
定番のキーウィフルーツやオレンジ、グレープフルーツ、アサイースムージーといったジュースに加え、季節によって九州の小玉すいかや種なし巨峰、岡山の桃や愛媛の柑橘類と、さまざまな旬のフルーツジュースが楽しめるのが醍醐味だ。野菜不足の男性におすすめしたいのは、ほうれん草、バナナ、オレンジ、キーウィが入ったグリーンミックスや、カロチンがたっぷり取れるにんじん、コレステロールを下げる効果のあるアボカドのジュース。代謝をあげたい人は、ジンジャーの辛さがクセになるハニーレモンジンジャーをどうぞ。オーガニックバナナのジュースは腹持ちの良さからか一番人気で、毎朝必ず、朝食代わりに飲んでから出勤するサラリーマンもいるのだとか。どのジュースも、厳選された素材のおいしさがダイレクトに味わえ、フルーツや野菜をそのままいただいているかのよう。デパ地下や駅のジューススタンドとは比べものにならないぐらい、密度が濃いジュースが堪能できる。
ほかにも、The Market の天然酵母パンを使った特製のサンドウィッチやフレンチトースト、シリアル専門店「GMT」のミューズリーが入ったマフィンやグラノーラも噛み締めるほど素材の良さが感じられ、後を引くおいしさ。The Market のパンやクッキー、手作りの生アーモンドバターや有機栽培みかんのジャムなど、東京ではここでしか買うことのできない厳選食材も並び、ちょっとしたグロサリーとしても使える。今後、アイテムが増えて行く予定とあってそちらも要チェック。
メニューにあるものはすべてテイクアウト可能なので、出勤前やドライブがてら、立ち寄ってみたい。
マルゴデリ恵比寿店