Drive

2017.12.15

White Mountain with Jeep® 走りと滑りがつながるとき

                                         
クルマもまた、旅をするうえで重要な装備だ。とくに僕のような人間には、四輪駆動の車は必要不可欠となる。どのような状況でも、目的地に時間どおりにたどりつくことができることが重要だ。雪道や山道で感じる緊張感や疲労感を軽減してくれることを望む。

その点、『ラングラー』には深い信頼を抱いている。決して高速運転が得意な車ではないけれど、雪道や山深いダートロードでの信頼性は抜群だ。ボディ剛性が高く、豊かなトルクから生まれる走りも安定している。車高の高さは、路面状況の掴みやすさにもつながる。いま僕が乗っているモデルの車体側面には、オフロード走行の確かさを証明する「TRAIL RATED」エンブレムがついている。米カリフォルニア州レイクタホの西に、ジープの開発とテスト用に使われる全長180㎞に及ぶ「ルビコン・トレイル」があり、ここを走破した車だけに与えられる称号だ。この道は、走破するのに平均で1日半を要するという。

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最低地上の高さとともに、車高の高さから生まれる安心感は雪道走行の力強い味方だ。路面状況もつかみやすく、気分までよくなる。3.6ℓの「ペンタスターV型6気筒エンジン」が豊かなトルクを生み出し、安定した雪道走行を実現する。厳冬季の吹雪いた日などにラングラーを運転していると、心地よい安心感に包まれる

以前、米国の田舎道を600~700km疾走して、モンタナの山道をさらに2時間ほどJeep®で走ったことがあった。通常であれば気が滅入るようなダートロードも、この車なら鼻歌でも歌いながらハンドルを握って越すことができる。その安心感は、ダートロードであっても、雪道であっても、ほかの車とは異なる体験だ。一日に数百キロも移動しなくてはならないとき、これは大きなアドバンテージとなる。

さて、もう一度登り返して、本日の2本目へ向かおう。長距離運転のあとでも、体に余裕があれば滑りのモチベーションも高まるものだ。

〇村石太郎

登山装備について日本随一の知識を有するアウトドアライター。国内外へ積極的に出掛けていく取材スタイルに定評がある。年の半分は雪と戯れ、北アラスカの原野を旅する冒険旅行家としての側面も持つ

今回使用したクルマ

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Jeep® Wrangler Unlimited Sport(ジープ ラングラー アンリミテッド スポーツ)
全長:4,705mm/全幅:1,880mm/全高:1,845mm/最低地上高:220mm/車両重量:2,020kg/乗車定員:5名/エンジン種類:V型6気筒DOHC/総排気量:3,604cc/使用燃料:無鉛レギュラーガソリン/最高出力(kW/rpm):209(284ps)/6,350(ECE)/最大トルク(N・m/rpm):347(35.4㎏・m)/4,300(ECE)/全国メーカー希望小売価格:¥3,963,600(消費税込)

Jeep®フリーコール 0120-712-812
www.jeep-japan.com
                                              

Text by Taro Muraishi
Photo by Wataru Sugimura