Interview

2016.06.03

誕生75周年を迎えたJeep®と80周年のSUUNTOの歴史を紐解く!米軍特殊部隊も認めた多機能時計の魅力に迫る。

実は、SUUNTOに命を助けられたことがあるんですよ

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――関さんが初めてSUUNTOの存在を知ったのはいつ頃だったんでしょうか?

昔ヨーロッパのスキー大会に行ったときにSUUNTOがスポンサーだったので、そこで初めてロゴを見た気がします。当時はスウォッチが流行っていた時代だったんですが、それとはまた違う時計のブランドがあると聞いて興味を持ちつつも、実際に手に取ったのはかなり後になってからでした。僕は前職でスポーツ・マーケティングのポジションにいたのもあって、仕事で色んなスポーツ選手と関わる中で、SUUNTOがスポンサーの選手も増えていましたからね。

――今までにSUUNTOのどんな製品・モデルを愛用してきましたか?

いちばん最初に使ったのは『Core』だったかな。白いストラップで、何度も電池交換しながら使っていたんですが、今はこの『TRAVERSE』が気にいっています。その後は『Ambit』シリーズを初代からずっと愛用していました。

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――数あるアウトドア/スポーツ・ウォッチの中でも、SUUNTOのどういったところに魅力を感じますか?

各社で色んな機能があるとは思うんですけど、個人的にはSUUNTOがいちばん「はめ心地」が良かったんですよ。「フィット感」と言いますか……ちゃんと締めていても(手の甲で)動いちゃう時計ってあるじゃないですか? で、締めすぎちゃうと腕が痛いし。僕は冬場に時計を使うことが多いんで、無意識に手をこうするんですよ(手首をグッと手前に引き寄せる)。夏山ならロープで降りるときとか、そういった動作がSUUNTOだと全然苦にならなかった。

――自分に「馴染む」ということですかね。


そうですね、あとは機能的に必要なものは全部そろっていましたし。自分自身がガイドとして動いているときにも、時計を使う用途というのは、まず「時間」、次に「標高差」なんですよね。標高データが正確に取れる時計って少なかったですし、だからってバカでかい高度計を持ち歩くわけにもいきませんから(笑)。もちろん事前に地図を頭に叩き込んで、自分たちが今どのくらいの標高差でどの場所にいるのかは把握していますけど、SUUNTOの高度計はすごく精密にデータを表示してくれるんで、ひとつの「基準」になっています。

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――ツアーに参加する人たちは年齢差や体力差がありますし、息が上がっちゃうこともありますから、そういう意味では頼もしいですね。

それと忘れてはいけないポイントが「強度」です。実は、以前使っていた『Ambit3』に助けられたことがあったんですよ。川で釣りをしているとき、崖をショートカットするために懸垂下降で降りていたんですが、腕が岩にヒットしたんですね。岩と岩の間に腕が入っちゃって…。

――映画の『127時間』みたいに?

ホント、まさにああいう感じで挟まっちゃいまして。結果的に時計は壊れちゃったんですけど、そのお陰で命が助かったといっても過言ではないですね。時計が無ければ腕が折れていたかもしれないし、少なくとも大ケガは免れなかったと思います。つまり、それぐらい「強度」がある時計なんですよね。叩いて壊れないとか、踏んづけて壊れないという切り口じゃなくて、「フレーム」が壊れない、時計そのものが壊れない――ということが大事だなと思っているんですよ。アウトドアに限らず、クルマのドアに腕を挟んだときも自分を守ってくれるかもしれませんからね。

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