ポーラテック社に聞く、上質なフリース、アウトドアアイテム誕生の秘訣とは?

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アウトドアウェアに欠かせない『ポーラテック(Polartec)』の社に潜入! ハイロフトやクラシックシリーズなど、様々な種類の生地に込められたアイディアから、ブランドの“こだわり”と“本質”を紐解く。

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2018年は<Real Adventure>をテーマにオーナーの様々な冒険をサポートするJeep®。その“リアルな冒険”には、ホンモノのアイテムが必要だ。中でも寒い冬のアウトドア体験において重要な役割を果たすのが、様々な防寒ウェア。そのアウトドアウェアにおいて、フリース素材を筆頭に様々な生地を取り扱って人気を誇るのが、米ボストン郊外に本拠地を持つ生地メーカー『ポーラテック(Polartec)』だ。今回は日本で『ポーラテック』を取り扱うSCT JAPANにうかがい、『ポーラテック』の歴史や、人気を支える様々な技術について聞いた。

創業は1906年。ポーラテックのこれまでと、画期的な新素材=フリースの誕生秘話

▲ローレンスはメリマック川を中心としてたくさんの工場が林立しウールの街として栄えた。

『ポーラテック』の起源は1906年。ボストン郊外のローレンスで創業された会社だった(当時の名称はモールデン・ミルズ社)。当初紡績工場を営んでいたこの会社は、第二次世界大戦後にポリエステル繊維の取り扱いを開始。1950年代のフェイクファー・ブームで業績を上げるも、1970年代後半にはブームの終了を受けて業績が悪化していた。しかしその頃、ひとりの若者が同社の素材を求めて訪れる。それが『パタゴニア(Patagonia)』の創業者社長、イヴォン・シュイナードだった。両者は共同で新たなアウトドア素材の開発に着手。そして開発されたのが、保温性が高く、軽く、通気性も高い素材=ポリエステル・フリースだ。81年に『パタゴニア』のラインナップに登場したフリースは世界を席巻し、『ポーラテック』はその第一人者に。以降も様々な新素材を世に送り出している。中でも『ポーラテック』の大きな特徴は、ベースレイヤーからアウターシェルまで、重ね着して使用するすべての生地を手掛けていること。そのため、実際に重ねた際の通気性や軽量性、そして上質な着心地を総合的に考えることが出来る。

高度な技術によって実現した独自性。ポーラテックのフリースが他と違うのはなぜなのか

▲SCT JAPAN代表取締役 藤田学さん

『ポーラテック』のフリースの特徴について、SCT JAPAN代表取締役の藤田学さんはこう説明してくれる。
「通常、フリースは編み目が詰まっていて、毛が短いものの方がカットしやすい(製造しやすい)のですが、ポーラテックでは独自の技術を駆使してポリエステルの糸を正確に編み込むことで、一般的なものよりも編み目があまく、毛が長いフリースを製造しています。それが独自の通気性のよさと高い保温性、軽さ、手触りのよさに繋がっている。つまり、実現が難しい技術が使われているからこそ、品質が高く保たれているのです」
そうした細かなディテールへのこだわりが、『ポーラテック』のふくらみのあるフリースを実現している。


 
また、つねに商品開発を進めることで新たな生地を開発してきたことも、このブランドが高い人気を誇る理由でもある。『ポーラテック』では数百種類もあるラインナップの中から毎年数十点が入れ替わり、つねにラインナップが更新されていく。中でも定番として長く愛されているのが、フリース開発当初からの伝統を受け継ぐクラシックシリーズだ。このアイテムには前述のような『ポーラテック』独自の技術が使用されており、毛の長さによって“クラシック100”、同200、同300などに分けられているため、様々な用途に対応できる。

▲クラシック200

近年続々登場している新たな素材も高い機能性を誇っている。たとえば、肌に直接着るため“ネクスト・トゥ・スキン”と表現される“パワードライ”。この素材は吸湿発散性能が高く、汗を吸ってもすぐに乾くのが特徴で、その機能は何度使用しても失われない。雪山などでのベースレイヤーとして適している他、汗かきの男性にも人気があるそうだ。また、伸び感を重視した“パワーストレッチ”や“パワーグリッド”、肌面にウールを使い外側が合繊になっているために汗をかく前の湿気の段階で吸湿してくれる“パワーウール”、ベースを着て、上にシェルを着ればダウンジャケットと変わらないほどの保温性を発揮する“ハイロフト”など素材の種類や特徴は多岐にわたり、中にはアスレジャー(※アスレチックとレジャーを組み合わせた造語)などに最適な素材もある。これまで毛が噴き出すのを防ぐために用意されたダウンパックという袋で密閉されるため、通気性が低くなることが多かったダウンジャケットに変わる素材として、保温性と通気性の高さを両立させた『アルファ(ALPHA)』(米軍と開発したため、コードネームを取って名付けられた)という素材もある。『ポーラテック』は“人が動く”ことを念頭に生地の性能を考えている。

▲ハイロフト

▲パワーグリッド

では、こうした生地の数々がどんなウェアに使われるのか。『ポーラテック』の素材を多数使用している『ティートン ブロス(Teton Bros.)』の「Tsurugi Jacket」を例に説明していただいた。『ティートン ブロス』はバックカントリーの板も扱っているという、本格アウトドアブランド。このアイテムには“ネオシェル”という生地が使用されており、耐水仕様でありながら同時に透湿性能も高い。というのも、“ネオシェル”には水分は通さない程度のミクロな穴があり、そこを小さな風が通ることで通気性を確保しているのだ。吹雪などの過酷な状況でも使いやすいフードストッパーや、左右両方から取り出し可能なポケットなど、様々なアイディアが盛り込まれている。

▲Tsurugi Jacket

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