Jeep × Women

2016.09.07

本格夏山登山に冬の女王・小野塚彩那がチャレンジ!

はるか彼方には雲を突き刺す槍の頭

2日目もばっちり快晴、再び苔のむす森へ歩き出す。朝の横から差す光とシラビソの長く伸びる影、ふかふかな緑の苔を、小野塚さんは足を止めて見つめている。登山後に聞いたら、じつは今回の山行で一番心に残った風景だそう。

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1/ 行者小屋から目指す赤岳方面を望む。
2/ 行者小屋の分岐から、いよいよ心臓破りの地蔵尾根。ここから本格登山のムードがグッと増す。
3/ 2日目、赤岳鉱泉をスタートしてからすぐに現れた苔の森。朝の光が演出した美しい風景に「今回の山行で一番心に残りました」。

行者小屋でひと息付くと、ここからが地蔵尾根。胸付きの急登だ。「でも、これぞ登山って感じ!」。標高2500mまで差し掛かると、シラビソの森からダケカンバと植生も変わってきた。ハシゴも現れ、少し息が上がってくる。朝9時、標高2,620mまで登って振り返ると、槍ヶ岳をはじめ雲上に峰を突き出す北アルプスの山々が一望できた。

さらに10分登ると、地蔵ノ頭に到着。ここからは楽しい南八ヶ岳の主稜線歩きだ。この時期は高山植物も見ごろで、稜線沿いにはコマクサやミヤマキンバイの姿も。まだ余裕のある小野塚さん、花をスマホでパシャリ。

赤岳天望荘でコーヒーブレイクをしたら、いよいよクライマックス、山頂直下の急登だ。『JEEP® Renegade LIMITED』さながら、そんなに大柄ではない体格ながら力強く山道を登っていく小野塚さん。

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赤岳直下の急登はこの高度感!すぐ先に念願のピークが待つ。背後に見えるのは『赤岳天望荘』。

もっと上へ上へ――
スタートから3時間半、遂に赤岳ピークに到着!「見てください、この非日常感あふれる風景を!」。

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念願の山頂で笑顔満開!この後、スマホカメラマンと化し、シャッターを切りまくっていました。

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赤岳天望荘と赤岳山頂を望む。尾根の一方に雲がたまり、逆の一方には青空が広がる高山ならではの風景。

ガスがかかり富士山までは望めなかったが、東側は雲、西側は青空と天気をふたつに分かつダイナミックな稜線や小さな茅野の街並みなど、その絶景はさすが3,000m級。テンションマックスとなった小野塚さん、山頂の標柱と一緒にスマホで自撮り!

憧れの赤岳ピークに別れを告げ、文三郎尾根を下る際、小野塚さんの意外な弱点が発覚。「高所恐怖症で下りが怖くて」・・・いやいや、ハーフパイプのほうが怖いでしょ!

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1/ 急こう配の文三郎尾根を下る。下りが苦手の小野塚さん、やや腰が引け気味?
2/ 下山時、行者小屋を過ぎてしばらく歩くと野性のシカに遭遇。
3/ 赤岳鉱泉で買った弁当800円。炊き込みごはんと魚の甘露煮が妙味だった。
4/ JEEP® 初のスモールSUV、『JEEP® Renegade LIMITED』で帰路へ。「フロントの液晶ディスプレイは視認性が高くて運転しやすい。後部のラゲッジスペースは、床面を下降させて高さのある荷物も積みやすくできますね」。

ともあれ、急なガレ場を慎重に下り、ゆるやかな林道を経て、『JEEP® Renegade LIMITED』が待つ「美濃戸山荘」まで無事に下山。「達成感はあるけど、まだ登り足りません!」

さすがは“五輪メダリスト”。体力も負けん気も人一倍である。次回は地蔵尾根から遠望した、槍ヶ岳でも狙ってみますか!

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八ヶ岳に別れを告げる『JEEP® Renegade LIMITED』。また来るぞ~

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●小野塚彩那 (おのづか あやな) さん
アルペン・基礎スキーを経て、6年前にスキーハーフハイプに転向。2014年の< ソチ五輪>では銅メダルを獲得する。今年1月、米コロラド州で開催の冬季< Xゲーム>のフリースタイルスキー・スーパーパイプ女子で2位を獲得。3月には、二年連続の< ワールドカップ>年間総合優勝を果たす

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