今年のJeep®ブースはCandle JUNE氏がラッピング!<New Acoustic Camp 2017>レポート&インタビュー!

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“どれも際立っていなくて、でもみんなが主役”  Candle JUNEさんにインタビュー!

こうした会場の装飾は、どんな風に作られていくのだろうか? 今回は『Jeep® Wrangler(ラングラー)』のラッピングも手掛けて頂いたCandle JUNE氏に会場でインタビュー!
人気キャンドルアーティストであり、様々なフェス会場のデザインを手掛けてきたCandle JUNE氏が表現した<New Acoustic Camp>の精神や、今回のJeep®ブースのフィールドラッピングについて聞いた。

――Candle JUNEさんは初回から<New Acoustic Camp>のフィールド・デザインを担当されていますが、このフェスのデザインはどんなことを大切にしているのでしょうか?

“手作り”ですね。「みんなで作ってるよ」「そして、みんなも作り手のひとりだよ」ということが伝わるようなデザインにしたいと考えています。ニューアコはミュージシャンがたくさん音楽フェスティバルに出てきた経験をフィードバックした結果、「(一番大切なのは)実はステージじゃないんだ」というところに気づいてはじまったフェスティバルで、TOSHI-LOW(主催バンド、オーバーグラウンド アコースティック アンダーグラウンド、そしてブラフマンのフロントマン)をはじめ、みんながそういう発想です。ですから、「●●が出るから行こう」ではなくて、お客さんの年間行事のひとつになればいいなと思うんですよ。僕らは「お客さん」とも呼びたくはなくて、むしろ“一緒にフェスを作っている人たち”という感覚です。ニューアコはトップだけではなくみんながそういう気持ちで、出店してくれるブースの人たちやお客さんと、みんなで進めている感覚があるフェスですね。

――<New Acoustic Camp>は通常のフェスとは違って会場に柵が設けられていなく、それぞれがルールを守ることが徹底されていて、会場がとても過ごしやすいことで有名です。

全部の要素が馴染んでいて、何も際立っていないんですよ。たとえば、通常のフェスの入場ゲートは、頑丈で大きなものを用意しますよね。でもうちは、1~2人がやっと入れるような、フェスのバナーもないNACMANが風神・雷神のようにいるだけのものを用意しています。“誰もが作れるもので作る”ということを心がけているので、看板もあえて木材を使って1 点ずつ作っています。また、植物や花を使ったり、劣化しても味が出るようにもしていますね。
劣化も、育つことのひとつだと思うので。実際、会場には毎年使っているものも結構あるんですよ。ただ、開催ごとに微妙に変化を加えていく。会場自体もそうで、たとえば「HERE」のエリアは、ステージにするため山をけずって草を生やしてと、環境を3~5年かけて整えました。「STAGE here」で使っている葉っぱも、会場となるゴルフ場から出るもので、可能な限り“ここにあるもの”を使っています。これは“エコ”と言いたいわけではなくて、みんなで育てるフェスならば、使うものや会場も育つものであったらいいな、ということです。線引きがないという点では、出演者も会場内で飲んでいることが多いですし、色々なものに境界線を設けていないんです。今年は会場にNACMANが出没するようにもなりました。

――そして今年はJeep®ブースもラッピングしていただきましたが、これは『Wrangler』自体をラッピングする話が持ち上がったときに、Candle JUNEさんが「せっかくならフィールドも含めてラッピングしよう」と提案して実現したものだったそうですね。

このフェスに協賛をしてくださる人にとっては、会場内で違和感を持たれるのはマイナスになると思うんですよ。そうではなくて、いかにこの場に馴染んでもらうかが大事なので、フォトフレームを覗いてラッピングしたJeep®を撮ってもらう場所を作るのではなく、“フォトフレームに写り込むJeep®があるエリア”にしようと考えました。会場のどこから見ても違和感がないようにすると、「出店ブース」という概念ではなくなると思ったので。

▲開催前、会場を訪れた際の様子。全体のバランスや見え方、会場全体の状況も加味しながら作業が進む。その表情は真剣そのもの。

▲Candle JUNE氏によってラッピングを施された『Jeep® Wrangler Unlimited』

――会場にいい景色のスポットがあって、偶然Jeep®がいる、というイメージですね。

そうです。Jeep®のスタッフの方も、つきっきりで機能性を訴えるのではなくて、お客さんが自由に車に触ったり、乗ったりできる環境を作ってくださっていますよね。展示するクルマにしても、最新モデルではなくても「フェスに合うものを」と気を遣ってくれていて、Jeep®さんがニューアコの精神に気を遣ってくれているのを感じました。それもつまり、「どれも際立たなくて、でもみんなが主役だ」ということで。今回クルマの正面を通路の方に向けなかったのも、そう考えた結果なんです。特に今年は通路側に段差が出来てしまったので、そっちを正面にするとどうしても企業ブース感が出てしまう。だったら、斜面の上の「VIA AND ACOCHiLL」エリアの方で子供たちが遊んでいて、そこから「YONDER」エリアを見たときにJeep®が佇んでいるものにした方が、“ニューアコに自然にあるJeep®”になると思ったんです。

――なるほど、そこまで考えられていたのですね! 最後になりましたが、Candle JUNEさんは、<New Acoustic Camp>をどんなフェスにしていきたいと思っていますか?

それは、分からないんですよ。というのも、「こうだ」と決めてしまうと、それは<New Acoustic Camp>ではなくなってしまうと思うんです。今の興味の9 割も、そういうことではなく、むしろNACMAN の出生の秘密だったりしますしね(笑)。でもよくよく考えてみると、それこそが<New Acoustic Camp>の大きな特徴だと思います。ゆるキャラとも違うNACMAN という生き物がいて、そこにストーリーが生まれている。第一回開催の頃から、<New Acoustic Camp>には“どこかで昔から開催されていたフェス”という設定があって、デザイナーの守矢努さんが、昔開催されていたフェスのポスターまで作っていました。つまり、現実的なフェスとしては運営をしながら、同時にスタッフの間では夢のストーリーがどんどん膨らんでいる。そうすると、「誰がはじめた、どうしたいフェスか」という話ではないですよね。「かつてあったよね」からはじまったフェスで、NACMAN のストーリーがあって、打ち合わせでも「昨日NACMAN が夢に出てきて、こんなこと言ってたんだけど」からはじめられる。それってロマンがあって、男の子にはたまらないものですよね。

▲今回のラッピングのアイディアをまとめた手書きのラフ。ここからさらにアイディアを発展させ、完成形が出来上がった。

今年の<New Acoustic Camp 2017>は大盛況のうちに終了! Jeep®はこれからもあなたの“本気の遊び”をサポートしていく。これからの季節も、愛車と様々な冒険に出かけていただきたい。

Photo by 大石 隼土
Text by Jin Sugiyama

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