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求めたものは自由と冒険、そして究極!
MILLET(ミレー)とJeep®が氷壁で初コラボ

バイルを握り、一歩ずつ氷の垂壁を登る
それは冬山という夢へのインビテーション

Monday FEB 13, 2012 ― Nagano

Photos : Tetsuya Yamamoto
Text:Ryoko Kuraishi
Edit:Yuka Okada

岩根山荘に冬季限定で出現する「岩根アイスツリー」とJeep ARCTIC。

重力をまったく感じさせない、鈴木さんのデモクライミング。

ローブにハーネス、安全環つきカラピナ。これらで安全を確保しながら登攀する。

MILLETのスタッフが東京から乗り付けたJeep Wrangler(ラングラー)のARCTIC。荷室も広々。

岩根山荘の正面にそびえる瑞牆山は独特の岩峰が特徴だ。日本百名山の一つで空海開山の言い伝えも残る。

フリークライミングのメッカとして知られる小川山や屋根岩に程近い岩根山荘。

氷が固い北壁はバイルを打つのもアイゼンを蹴るのも一苦労。

MILLET・チームが手早く用意するお汁粉に、参加者たちが歓声をあげる

ガイドにも参加者にもファンが多い、MILLETのオーバーパンツ&冬用登山靴。

白樺の木立に映えるARCTICのウィンターチル色は、限定60台のスペシャルカラー。

1950年、フランスの登山隊によるアンナプルナ第1峰(8,091m)の初登頂。人類で初めて、ヒマラヤ8,000m峰の頂きに立った隊員モーリス・エルゾーグとルイ・ラシュナルの背中にはMILLETのザックが背負われていた。それから28年後、革新的な登山スタイルで注目を集めていたフランス人登山家、ラインホルト・メスナーが無酸素でエベレストに挑んだ際も、MILLETのギアが彼の挑戦を支えていた。1950年代後半からクライミング用ザックのスペシャリストとして名を馳せたMILLETと、アルピニスト、クライマーたちによる夢のような冒険の数々。その足跡は世界中の山々に刻まれている。現在は山岳ガイドの猛者たちが集うシャモニーガイド協会とパートナーシップを結び、オフィシャルサプライヤーとして山岳ガイドの支援活動を行っていることでも知られている。

山こそが、MILLETの表現領域であるという。アルピニストたちの冒険心や山にかける情熱こそが、MILLETのモノ作りのインスピレーション源である、とも。そんなMILLETのブランドスピリッツを垣間見えるイベントが先日、長野県で開催された。日本人として初めてエベレストへの無酸素登頂を成し遂げた事でも広くその名を知られ、ミレーのテクニカルアドバイザーを務める国際山岳ガイド、鈴木昇己さんを招いての「アイスクライミング体験ツアー」がそれだ。アイスクライミングとはアイスバイルとクランポン(アイゼン)、確保用のロープを使って氷壁や凍ったルンゼ、滝などを登攀するクライミングのこと。ロープで安全を確保しているとはいえ、体力、スキル、経験などとりわけ専門性を要するマウンテンスポーツである。が、近年の技術の進歩や道具の発達により初心者でも気軽に取り組むことができるようになった。世界的なアイスクライミングのコンペも盛んに行われており、冬ならではのアクティヴィティとして愛好家の層も広がってきたとか。そんなアイスクライミングの世界をより多くの人に知ってもらおうとMILLETが主催する今イベントは回を重ねるごとに好評を博し、今回で3年目を迎えた。

2月4日、長野県・小川山の人工アイスクライミングゲレンデ「岩根アイスツリー」で開催された体験ツアーには男女合わせて17名が集まった。縦走登山をきっかけに、バリエーションルートから頂上を目指したいとロッククライミングを始めた女性、純粋に岩壁登りを楽しんでいるフリークライミング志向の男性など参加者の層はさまざま。鈴木さんの「芸術的」とも称されるクライミングをお手本に、初心者も中級者も次々と氷の壁に取り付き、高さ12m、幅9m、3辺を登攀可能なアイスツリーのルートを次々と攻めていく。今回で3シーズン目という身長140cmほどの女性がバイルを握り、実に軽々と氷壁を登っていくさまは頼もしいかぎり。鈴木さんが言う通り、「いかに力を抜くかがクライミングのポイント」だということを実感させられる。

そんなパーティの奮闘を盛り上げたのが、アイスツリーに出現したJeep Wrangler Unlimited(ラングラー アンリミテッド)の限定車「ARCTIC(アークティック)」だ。ARCTICは北極圏に生息するとされている伝説のモンスター「イエティ」をモチーフにした特別仕様車である。アイスバイルを握りアイゼンを蹴り込み、その先に待っている極限の自然と自由を味わう。MILLETがこだわるそんなアルピニズムの精神と、Jeepが追求する自由と冒険のスピリッツ。2つのブランドが描くライフスタイルに共通点が多いことから実現した今回のコラボレーションだったが、世界の果てまでイエティを探し求める、そんなオフロードアドベンチャをイメージしたスペシャルパッケージは氷壁を舞台にした冒険にもぴったりだったよう。クライミング講習の合間には参加者たちもARCTICに試乗したり、同行したMILLET・スタッフが振る舞ったあつあつのお汁粉を楽しんだり、体験会は和気あいあいとした雰囲気で進んだ。

MILLETのスタッフは言う、「山は夢のインビテーションであり、自分を再認識する場。そしてエネルギーに満ちた情熱とインスピレーションを生み出す場でもあるんです」と。そんな夢に突き動かされ、鈴木さんをはじめ3人のガイドたちに導かれ、レ・ドロワットの北壁……とは言わないまでも、冬山のアルピニズムの入り口の、ほんの一端を体験することができた参加者たち。初めてアイスクライミングに挑戦した参加者たちも、氷の壁の虜になったことは言うまでもない。

MILLET
http://www.millet.jp/

岩根アイスツリー
http://www.iwane-inc.co.jp/sanso/icetree.php

Jeep ARCTIC
http://www.jeep-japan.com/campaign/arctic/

ボンネットとフェンダーにはイエティの足跡を象ったデカールがあしらわれている。

革巻きのステアリングホイールなどにも、ポーラーホワイトのアクセントが。

タンジェリンカラーのステッチがアクセントになった専用シート。

フロントフェンダーにもARCTICのロゴバッジ。