Interview

2017.07.27

歌手・一十三十一さんのルーツは「夏とシティ・ポップ」【ON AIR NOTES】

ラジオ番組『Jeep®CREATIVE GARAGE』。ニューアルバム「Ecstasy」をリリースした一十三十一さんをゲストにお迎えし、ドライブにぴったりの音楽と、ルーツである「夏とシティ・ポップ」のお話をお届けします

毎月最終日曜日の22:00よりお届けしております、ラジオ番組『Jeep® CREATIVE GARAGE』on J-WAVE 81.3FM!この番組では都会的でクリエイティブな人々が集まり、モノやコトのはじまりをひも解きながら、現代のスタンダードを発信しています。

data_RF_5895-e1544785701935 歌手・一十三十一さんのルーツは「夏とシティ・ポップ」【ON AIR NOTES】
ナビゲーターを務めるのは、AKOさん、ウェブマガジン『フイナム』編集長の小牟田亮さん。
第4回目のゲストは、歌手の一十三十一(ひとみとい)さんです!

album_9th_ecstasy-706x706 歌手・一十三十一さんのルーツは「夏とシティ・ポップ」【ON AIR NOTES】

先日7月19日にリリースしたばかりのニューアルバム「Ecstacy」。『ミュージックマガジン』誌もその完成度を絶賛するなど、早くも話題沸騰中!

data_RF_5846-706x471 歌手・一十三十一さんのルーツは「夏とシティ・ポップ」【ON AIR NOTES】

“ON AIR NOTES”

2017.07.30 [Sun] 22:00-22:54 OA

■音楽性のルーツは、レストラン「ビッグ・サン」
「北海道で、両親がトロピカルアーバンリゾートレストラン「ビッグ・サン」というのを78年から14年間やっていました。「冬が来て、雪が降ってもうちは常夏!」という感じでしたね。それから父が悟りを開き(笑)、今は「マジックスパイス」というスープカレー屋を営んでいます。「ビッグ・サン」は山下達郎さんの「FOR YOU」のジャケットのような世界観のお店で、山下達郎さんはもちろん、大瀧詠一さん、ユーミンといったシティミュージックなど、気持ちの良い音楽がかかっていました。北海道の人たちは南のことしか考えてないと言うか、南や夏に対しての憧れがすごく強いと思うんです。両親はまさにそれで…。音楽も開放的な世界観の音楽、音楽が先か世界観が先かといわれたら分からないけど、そういうものが好きでした」

■兄と始めた音楽制作
「お兄ちゃんと高校生くらいから、気がついたら音楽制作を行っていました。最初にお兄ちゃんと自宅の地下をスタジオにして、いろんな楽器を集めてサンプリングして地下で宅録して。その時作っていた音楽は「はっぴぃえんど」のような感じのフォーキーなものですね。私は歌と歌詞。お兄ちゃんがサンプリングで。誰に聞かせるともなく、ライブをするわけでもなく、遊びの感覚で手作りのスタジオで作り始めたのが音楽を始めるきっかけですね」

■大きな転換となったアルバム『CITY DIVE』
「デビューから『CITY DIVE』までは割と実験的なポップス、見たことの無い世界を作ろうと考えてました。それが、出産や東日本大震災を経て、どんどん自分の思考がシンプルになっていって、5年ぶりの音楽を作るとなった時に、無意識に原点へ帰っていったんです。その原点というのが、父親がやっていた80年代の世界観をモチーフにした音楽ですね。まわりに自然と仲間も集まってきて、彼らと5年ぶりに作ったアルバムが『CITY DIVE』でした。
『CITY DIVE』以降はビルボードのレーベルからCDを出しています。ビルボードとの出会いも大きいですね。おいしい食事と素敵な音楽で、大人のデートスポットというのが、「ビッグ・サン」とビルボードが似ているところがあって。「ビッグ・サン」にくる大人をみて、かっこいいなと思って憧れていたので、その感じがビルボードとシンクロしているんです。気がついたら自分がそのステージに立っているというのも不思議ですね」

■Renegadeで横須賀秋谷海岸へ
「車は運転席するのも助手席に座るのも好きですね。北海道は、1人1台スタイルなので、18歳になってすぐに免許を取りに行きました。それに、冬は四駆じゃなきゃみたいなところがあって、JEEP®にも憧れていました。Renegadeは、実際に乗ってみて、もう少し大きくてゴツイ感じをイメージしていたので、出会った瞬間にポップで可愛いなと思いました。しかも「トレイルホーク ビーツ エディション」というビーツのスピーカーが特別に搭載された限定車で、車内で私の新譜を聞いたんですが、包み込まれるような感じでした。低域もがっちりありながらもちゃんと歌も綺麗に聞こえてバランスよくクリアに聞こえて。私は音楽を聴くために車に乗る、音楽を聞くために遠出するみたいなところもあって、車と音楽はセットだと思っています。この車だとどこまでも行けちゃいそうですね」

■2年ぶりのオリジナルアルバム『ECSTASY』
「コンセプトは「脱魂」です(笑)。最近の私のアルバムはコンセプチュアルなものが多かったのですが、今回は違う作り方で自由に作りたいなと思って。大まかに「リゾート」というイメージで、Dorianと一緒に突き抜ける気持ちよさを追求しながら作りました。「ビッグ・サン」のトロピカルリゾート的な雰囲気や、実際に秘境リゾートに家族で行ったりした、私の幼い頃の記憶が、原風景として自分の中に一緒にあるんですね。私の音楽では、開放感というか、別なところに連れて行ってあげるよ、ということを表現できればと思っています」

jeep15_1200 歌手・一十三十一さんのルーツは「夏とシティ・ポップ」【ON AIR NOTES】
ラジオ番組と連動し、一十三十一さんの「原点と今」についてより深く掘り下げた特集記事「My Jeep®, My Life」を当サイトにて公開中です。一十三さんがクルマに乗ってよく訪れるという神奈川県の秋谷海岸へ向かいつつ、音楽活動のルーツや、最新アルバムに込めた想い、クルマとの付き合い方について語っていただきました。ぜひ、音声とあわせて特集記事もお楽しみください。

 
Jeep® CREATIVE GARAGE
毎月最終日曜日 22:00~22:54
ナビゲーター:AKO・小牟田亮(フイナム編集長)
J-WAVE 81.3FM「Jeep® CREATIVE GARAGE」
www.j-wave.co.jp/original/creativegarage/

 

【Guest Profile】
一十三十一 (ひとみとい)

2002年「煙色の恋人達」でデビュー。“媚薬系”とも評されるエアリーでコケティッシュなヴォーカルでアーバンなポップスを展開。 2012年Billboard Recordsからリリースした 『CITY DIVE』を皮切りに2015年『THE MEMORY HOTEL』まで6枚のアルバムを立て続けにリリース。 またリードヴォーカルをつとめるネオ・ドゥーワップバンド『JINATANA & EMERALDS』の1stアルバム『Destiny』が、MUSIC MAGAZINE誌“ベストアルバム2014 J-POP/歌謡曲部門”の1位に選ばれた。 その他CM音楽やナレーションなど様々なフィールドで活躍中。 2017年7月19日ニューアルバム『Ecstacy』をリリース。

 

▼これまでのゲスト、放送アーカイブ一覧

jw_273-e1544785992133 歌手・一十三十一さんのルーツは「夏とシティ・ポップ」【ON AIR NOTES】

 

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